こんにちは。
アルコール依存症の小原庄助です。
おかげさまで断酒継続中です。
またずいぶん長いあいだブログ更新もせずご無沙汰しておりました。これほど放置しているにも関わらず、毎日多くの方がアクセスしてくださる事に驚いています。そして感謝しています。ありがとうございます。m(_)m
おかげさまで素面の生活もかなり板に付いてきたようで、肩肘張らずとも酒を遠ざける事が出来ています。全く飲みたくないと言えば嘘になりますが、過去の飲酒生活のときのような酒があって当たり前といったシチュエーションでも、飲まない事が辛いという感情はあまり現れなくなってきました。飲酒という生活習慣の記憶が薄れ、素面で生きる習慣が優位になってきたのです。今考えてみると、こういった状態になるには相当な期間が必要でした。
焦らずマイペースで!
こう言いつづけて来て、そして言われ続けてきて、その意味がようやく心から理解できるようになりました。身に付いてしまった飲酒習慣を習慣でなくすためには、それこそ習慣化するまでに費やしたのと同等の年月が必要なのではないかと感じます。自分の場合は35年間飲み続けてきたわけですから、35年間酒を断ち続けてようやくリセットなのかも知れません。ちょっと大げさかもしれないけど、案外的外れではないような気がしてます。
実際に強い依存が形成され、毎日飲まずに居れなくなったのは30歳頃。専門医療に繋がって断酒を決意したのが50歳。この間、約20年ものあいだはほとんど酒を断ったことがない。中でも40歳頃からの約10年間は、酒が切れると強い離脱症状が現れる身体依存が顕著になってきていた。それを考慮すると私の場合、少なくとも10年間は酒を断たなければ、アルコールに囚われていた脳の働きは健全化しない。
5月9日(土)で、断酒8年を終え、9年目を迎える事ができました。
(写真の双眼鏡は自分へのご褒美)
おかげさまで、何事もなく平穏に暮らしている限り、飲酒に対する欲求はまったく起こりません。しかし、エチルアルコールが史上最強の安定剤であることは私の脳裏から消える事もありません。
もう少し、焦らず、驕らず、マイペースで!
コメント
コメント一覧 (7)
いい声で鳴きます。
こんな写真が撮りたいです。
”酒”以外の思考や行動が一番有効ですね。
脳みその中身を入れ替え(追いだす)ます。
私の夫はアルコール依存症の果てに
肝硬変で亡くなりました。
このブログは私にとって、
夫が歩むことのできなかった、もう一つの
人生に思えます。
あの人も、もう少しどうにかしていれば
生きて庄助さんのように過ごせていたかもしれません。
どうかお体を大事に、ぼちぼち頑張ってくださいね。
同じくアルコール依存と戦っているこっちゃんと申します。
こちらのブログを過去の分から読ませて頂きました。これからぜひ参考にさせて頂きます。
私の場合、ビールを一日中飲むのを一ヶ月近く続け、アル中になってしまいました。元々精神科に通っていたので、そのことを医師に伝えた時に、自分がアル中になったことを自覚しました。
お互い頑張っていきましょう!
どうして酒を断つことが出来ないのかわかりません。断酒会にも繋がり今度こそは酒から離れられると思っては裏切られて、何度も何度も裏切られて私は顔を見たくもありません。それでも80歳の義母がいるので離婚もできません。
本人も苦しいと思うけど、家族も巻き込まれて心が病んでしまいそうです。
職場仲間から弘介さんの話がたまたま昨日出て、火事で亡くなったと聞き調べてここにたどり着きました。以前弘介さんと仕事もしてました。又断酒会で頑張ってた事も知ってましたがその後又お酒を飲んで大変になってたのも知ってますが、今は立ち直り又頑張ってると思ってたのに亡くなったと聞いた時はびっくりしました。弘介さんには妹さんが居ましたがどうしてるのでしょうか?凄くその事が心配で妹さんとは何回か会ってるだけに。
弘介さんの分まで生きて下さい。