アル中 −アルコール依存症との戦い−


アルコール依存症(社会生活から抹殺)  →  死に至る
この図式から正常に戻りたい。 別に死ぬことへの恐怖は無いが命ある以上まっとうに生きたい。その思いを日記に記す。

タグ:離脱

今日で断酒100日目。

今になってみれば簡単に迎えることができたような気がする。でも思い起こせば最初の1週間ほどは本当に苦しかった。あの離脱の苦しみを忘れないようにしなければならない。同じ苦しみを繰り返さないようにするためにも!

今、一度思い起こしてみると、
15年ほど前から、強力な手の震えで飲んでないと字がかけなかった。で、震えが止まっているときでも緊張すると震えだす。動悸も激しくなる。怒りをともなうときには、全身の激しい震顫、激しい動悸、流れる冷や汗。パニックと同じ症状がでる。

10年前くらいに、吐血する。鮮血を大量に吐いた。町医者に行くがその時点では出血がなかったので原因が分からないまま、さすがに少々びびった俺は3日ほど酒を抜く。が、苦しみをともなう離脱症状らしきものは無かった。で、連日の飲酒に戻る。

8年前、朝起きると顔面片側が血のりでべっとり、髪の毛は血のりでレゲー状態、自分以外の嫁や、たまたま泊まりにきていた従兄弟が驚く。何事か分からぬまま鏡を見て納得。どうも寝ている間に鼻血が大量に流れ出ていたようだ。痛くもかゆくも無いので、気にも留めなかったが、三夜連続で血まみれになり少しびびるが飲酒は続く。

数日後に、日中職場で鼻血が左から出る。ティッシュを詰めて止めるが右から溢れる。左右共にティッシュで塞ぐと鼻血が喉にまわる。1時間ほど待つが出血は止まらず血まみれ状態になる。さすがに困って、病院に行こうとするが、タクシーに乗車拒否される。そりゃぁ当然、顔面血まみれで、トイレットペーパーをロールで持つ手も血まみれなら乗車拒否されて当たり前かも、しかし気のいいタクシーが汚れてもいいからと乗せてくれる。

耳鼻科で内視鏡を使って出血点を探すが、診察を待たされてる間に出血が止まってしまってるのでその時点では分からず。CTを撮るが原因分からず仕舞い。結局、やはり3日酒を抜いてもとの休肝日無しに戻る。当時の血圧は下が70〜80、上が140〜170。不意に胴回りに痒みを感じ出すのもこの頃から始まる。

手の震えは相変わらずひどく、字は書けないし、箸でうどんを掴むこともできない。ぐいのみに一升瓶から酒も注げない。たまたま両手の震えがシンクロしたときだけ酒をこぼさずに注げる。こんな状態が続きながら、吐血や鼻血などの出血は起きなくなった。

が、5年ほど前から、激しい動悸が日中起きるようになる。理由が分からず心臓が悪いのかと勘違いして、禁煙を決意する。今考えると、24時間酒が持たなくなっていたのだ。日中から離脱症状が出始めていた。しかし、当時は理解できなかった。禁煙は半年間続くが失敗に終わる。

さらに夜一人でいると、背丈ほどのパキラやアレカヤシ(観葉植物)が人に見えて動き出す。錯覚と思っていたが、おそらく幻視だ。

3年ほど前から飲酒後、24時間ほどで激しい動悸、全身の激しい掻痒感、冷や汗、不眠が始まる。原因が分からず不安を感じるが酒のせいとは考えもしなかった。今思えばその後、飲酒で止まっていたので気付かなかっただけで列記とした離脱症状である。

2年ほど前からは異状に腹が張り、前屈が苦しくなっていた。腹水が溜まっていたのだと思う。前触れ無しにいきなり気が狂いそうな痒みが突発的に起きだしたのもこの頃だったと思う。さらに数日間の連続飲酒も始まる。いきなり電話のベルがワン切り、普段鳴ることの無い電話が頻繁にワン切り。幻聴が始まる。
性格も凶暴に成る。わざわざやくざっぽいのを見つけては喧嘩を売りに行く、で、ぼこぼこにどつきまわす。黒塗りのベンツのほんまもんに仲裁に入られたこともあった。

「兄ちゃん、それくらいで堪忍したりぃな!」

この頃から体が酒を受け付けなくなる。食欲も無く、流動食くらいしか受け付けない。受け付けても吐くことも多くなる。で、暫く酒を抜く、半月や一月の間、断酒できる。タバコと同じく暫く止める事が可能と思い始める。

今思えば、山形飲酒の始まりだった。が、当時は飲酒をコントロールしているつもりだった。大きな勘違いである。多少からだが回復すると連続飲酒を繰り返す。起きてる間は飲りっ放し、寝ている間というよりも気を失ってる間だけ飲ってないだけで、意識のある間は飲りっぱなし。その間はブラックアウト。1週間が1日くらいの感覚になってしまっていた。

で、1年前に結核発症。隔離病棟に入院。
このとき初めて恐怖の離脱症状をあじあうことになる。死にそうなほど苦しい動悸、気が狂いそうなほどの痒み、あらゆる筋肉の痙攣、流れ出る冷や汗、通常量の睡眠剤では効かない不眠、ウトウトしたときに見る悪夢、夢遊病のように無意識で暴れる自分。そして、激しい飲酒欲求・・・

少しの出来事で簡単に切れる。イライラする。激しい飲酒欲求。離脱症状の繰り返しが2週間ほど続く。その後ひと月ほどで苦しい離脱症状はなくなるが、イライラと不眠と激しい飲酒欲求は続く。で、挙げ句の果てに看護師長にぶち切れて病院を脱走する。感情のコントロールが出来なくなっていた。

その後、結核治療が終わるまで近所の内科に通院する。おそらくこの頃に鬱が発症していた。何もかも投げやりに成りながら、クリニックの先生だけが話し相手、相談相手、日々上がっていくγ-GTP。このとき先生にアルコールの恐ろしさをやさしく、そして、激しく教えられる。

この頃、自分の中にアル中と戦おうとする芽が出始める。


現在の血圧、下60〜70、上110〜130
禁煙2年7ヶ月継続中


まもなく断酒100日達成!



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断酒23日目

やる気になれば出来るもんやなぁ。
以前の断酒3日坊主の3日目の夜なんて酒を買いにコンビニまで行って、やはり思い留まって部屋に帰り、やっぱり辛抱たまらんからコンビにまで行って玄関先でじっと考え込んだ挙げ句に思い留まって部屋に帰る。この繰り返しを何往復したか分からんほどやって、結局サラリーマンたちが出勤しだす時間帯に一睡もせず家〜コンビにの往復を繰り返した挙げ句の果てに缶ビールを買って飲んでしまった。

すっごく美味かった!
けど、すぐ後に罪悪感と己のヘタレさと情けなさで生きてるのが嫌になったことを思い出す。そやけどその割には本気で死にたいとは思わんかったなぁ。
やっぱり俺って相当にヘタレなんや!


正直なところ結核で隔離以来、こんなに長い断酒が出来るとは夢にも思わんかった。
激しい動悸も就寝時に少しの間辛いだけになった。眠剤のおかげだ。日中にも動悸があったのに最近は起こらない。質の良い睡眠をとっていることが回復につながっているのだろう。
しかし、かゆみだけは今なお続いている。虫が這うほどの気が狂いそうなまでの皮膚掻痒感はないが、じわじわとあちこちに掻痒感が今なおある。

断酒2週間くらいの頃にそれまで落ち着いていた離脱症状のうち、こむら返りと動機がひどかったことがあった。一日中繰り返し発症する。特にこむら返りがひどかった。
体もだるく、眠く、疲れやすいし集中力もかける。もちろん一滴のアルコールも口にはしていないのに・・・

今考えると「好転反応」だったと思う。

今は手のひらの赤みも心持少なくなってきたように思う。
歯磨きのときに歯ブラシを奥歯の裏まで突っ込んでも吐かないようにもなった。
おそらく肝機能はかなり改善しているはずだ。

ところが恐ろしいことに飲酒に対する欲求がふつふつと湧いてくる。
体が回復していっているからか?
激しく飲りたい!

まさか今から寝るわけにも行かず、以前のように焼酎をあおりながらキーボードを叩きたい。さてどうしたものか?

今までなら飲みながら考えることにしよう!って結論になっていた。
が、とりあえず今日のところはぬるま湯の風呂にでも使って考えてみることにする。

ちなみに、「痔」の治療のため一月ほどバイトを休むことになった。

時間がありすぎるのはやばいなぁ!



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明日、精神科の初診を受ける。

当然明日からは断酒に踏み切らなければならない。
それを願っているのに踏みとどまりたいアル中の性。
どうせスリップ以降飲み続けてるんやからと理由を付けて今日も飲ってる。
いつものように飲りながらのブログ更新だ。


結核を患って以来、短期間ではあるが数回の断酒をしたことで日常的な手の振るえなどは治まっていたが、やはり着実にアルコールに体が侵されていってるのが自覚できる。


断酒しはじめて起こる離脱症状。

 動悸
 発汗
 かゆみ
 こむら返り

これらの状況が断酒24時間ほどで出ていたものが、8時間ほどで発症するようになってきた。日常的に起こるのだ。今のところ「仕事」という足かせがあるので勤務の日は夜まで我慢しているが、休みの日は連続飲酒が始まってしまった。飲まないと「出る」からだ。

車に乗る仕事を選んでよかった。
さすがに今のところは飲んでから出勤ということはやっていない。
しかしそれも時間の問題か?

前職では出勤前に焼酎1合、勤務中に隠し持っていたポケットボトルのウイスキーをちびりちびり・・・

この職場では「酒飲み」で通ってた俺はいくら酒臭くとも、


上司:「昨日も遅くまで飲み歩いてたんでしょう!」
俺 :「いやぁ、匂いますか?」
上司:「かなりね。また今度行きましょう。」


てな具合に酒臭くても深酒で通ってしまうのです。
だから1日中飲っていても通ってしまうんです。


断酒したいが出来ない。
肉体的な苦しさもさることながら、酒と離縁する事の寂しさも辛い。

明日の精神科の診察ではどのような治療方針を立てて、どのような治療をしてくれるのか?

週2日の休肝日、いやせめて週1日だけでも確実に休肝日を守れれば断酒する必要は無いと思っている。しかし悔しいかな自分の精神力では出来ない。
やはり節酒ではなく断酒の道しかなさそうだ。

他力本願で実に情けないが、医学の進歩を期待して専門医の力を借りてみようと思う。



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