こんばんは。
アルコール依存症の小原庄助です。
おかげさまで断酒継続中です。
今日は2週に一度の通院日でした。
クリニックには院内例会やアルコール講座など色んなプログラムがあって、出席したいプログラムはたくさんあるのですが自分の都合で出れるのは土曜日だけなので、肩身が狭いと感じながら、『初心者ミーティング』というプログラムに出席してきました。本来は卒業しないといけないプログラムなんですが無理を言って出席させて頂いてます。
この後期回復期(断酒2〜3年)は、以前別のクリニックにお世話になっていたころ迎えました。抑うつ状態に苦しみ、自己破壊的思考に満ちていたころです。
酒なんて止め続けても何のメリットもない。
こんなに生き辛いなら、酒に溺れていたほうがまし。
そんなドロドロした負の感情が蠢いていたのです。
もちろん飲んだらどうなるか分かっていた。
飲んで解決しないことも分かっていた。
しかし、飲まずにいても解決せず、生き辛い!
飲まずに素面で苦しみ続けるか、飲んでドロドロになって死ぬかを葛藤していた。
主治医に救いも求めたが、性格のせい、歳のせい、守る家庭がないからなどと指摘されるのみで解決策を見つけられず悶々としていたのです。
正直、診察を受けること自体が苦痛でした。
自分の気持ちは、
このままでは飲むなぁ…
しかし、せっかく飲まんと頑張ってきたのに…
もう、どうでもええか…
こんなとき先行く仲間から転院を勧められたのです。
悩んだ末に現在お世話になっているクリニックに変わりました。
こちらではアルコール依存症という病気の根っこに潜む心の問題を共に考えてくれます。今までの長い期間、求め続けていたものでした。
物理的に何かをしてくれるわけでもありません。
基本的に薬物療法は行いません。
当然点滴など意味の無い医療行為も行いません。
問診に大量の時間をかけてくれるわけでもありません。
しかし、実に内容の濃い、的を射た、希望を持てるアドバイスを、分け隔たりのない目線でしていただけたのです。
たったこれだけのことなのに、負の螺旋階段を落ちるように下っていたのが正方向に螺旋階段を駆け上るようになりました。ただ、方向付けが変わっただけのことですが、これが自分にとってどれほど重要なことか…
進行性の死に至る病気であるアルコール依存症。
回復途上の我々アル中にとって、自分に合った良い仲間、良い医療に出会うことは回復するための必須条件のように思っています。
おかげさまで、5月9日で断酒5年を迎えることが出来ました。
先のことは分かりません。しかし今日一日は穏やかに過ごせればと…

どこに行くにも
アルコールを手放さなかったけど
今は思い出になりつつあります。
アルコール依存症の小原庄助です。
おかげさまで断酒継続中です。
今日は2週に一度の通院日でした。
クリニックには院内例会やアルコール講座など色んなプログラムがあって、出席したいプログラムはたくさんあるのですが自分の都合で出れるのは土曜日だけなので、肩身が狭いと感じながら、『初心者ミーティング』というプログラムに出席してきました。本来は卒業しないといけないプログラムなんですが無理を言って出席させて頂いてます。
ミーティング用テキストより引用社会的回復過程
移行期
断酒の必要性に気付き、治療や自助グループに繋がって断酒の努力を始める時期です。基礎知識を得て、自身の問題と飲酒の関連に気付く時期です。
安静期
断酒して6ヶ月〜1年半の時期で、心身の痛手から立ち直り、素面で問題を解決し、断酒への動機を高め、希望を持つ時期です。
初期回復期
断酒して1〜2年の時期で、生い立ちや性格を問い直し、飲酒で得ていた強さ、飲酒によって隠そうとした弱さ、飲酒によって逃げようとした問題などを明らかにし、自助グループの中で自己変革に取り組む時期です。
中期回復期
断酒して1〜3年の時期です。これまでの人間関係(家族関係を含む)や生き方、価値観を問い直し、自己変革による修復に取り組む時期で、モデルになる仲間が必要です。
この時期になると『断酒は出来ている、自助グループにも行っている、十分ではないか』と言って人間的成長を諦める人が多いとゴースキーは書いています。
後期回復期
断酒2〜3年の時期で、うつ病、不安、自己破壊的思考がある場合は子供時代(AC問題)の問い直しに取り組む必要があります。過去を越えて成長する時期です。
維持期
断酒3年以上の時期で、断酒生活を楽しみ霊的回復を進める時期です。自助グループの中での「今日一日」の実践が必要です。
参照:ゴースキー(Gorski's)の社会的回復過程
この後期回復期(断酒2〜3年)は、以前別のクリニックにお世話になっていたころ迎えました。抑うつ状態に苦しみ、自己破壊的思考に満ちていたころです。
酒なんて止め続けても何のメリットもない。
こんなに生き辛いなら、酒に溺れていたほうがまし。
そんなドロドロした負の感情が蠢いていたのです。
もちろん飲んだらどうなるか分かっていた。
飲んで解決しないことも分かっていた。
しかし、飲まずにいても解決せず、生き辛い!
飲まずに素面で苦しみ続けるか、飲んでドロドロになって死ぬかを葛藤していた。
主治医に救いも求めたが、性格のせい、歳のせい、守る家庭がないからなどと指摘されるのみで解決策を見つけられず悶々としていたのです。
正直、診察を受けること自体が苦痛でした。
自分の気持ちは、
このままでは飲むなぁ…
しかし、せっかく飲まんと頑張ってきたのに…
もう、どうでもええか…
こんなとき先行く仲間から転院を勧められたのです。
悩んだ末に現在お世話になっているクリニックに変わりました。
こちらではアルコール依存症という病気の根っこに潜む心の問題を共に考えてくれます。今までの長い期間、求め続けていたものでした。
物理的に何かをしてくれるわけでもありません。
基本的に薬物療法は行いません。
当然点滴など意味の無い医療行為も行いません。
問診に大量の時間をかけてくれるわけでもありません。
しかし、実に内容の濃い、的を射た、希望を持てるアドバイスを、分け隔たりのない目線でしていただけたのです。
たったこれだけのことなのに、負の螺旋階段を落ちるように下っていたのが正方向に螺旋階段を駆け上るようになりました。ただ、方向付けが変わっただけのことですが、これが自分にとってどれほど重要なことか…
進行性の死に至る病気であるアルコール依存症。
回復途上の我々アル中にとって、自分に合った良い仲間、良い医療に出会うことは回復するための必須条件のように思っています。
おかげさまで、5月9日で断酒5年を迎えることが出来ました。
先のことは分かりません。しかし今日一日は穏やかに過ごせればと…

どこに行くにも
アルコールを手放さなかったけど
今は思い出になりつつあります。