アル中 −アルコール依存症との戦い−


アルコール依存症(社会生活から抹殺)  →  死に至る
この図式から正常に戻りたい。 別に死ぬことへの恐怖は無いが命ある以上まっとうに生きたい。その思いを日記に記す。

タグ:パニック

今夜は断酒後の経過をふり返ってみる。

先ず山形飲酒の頃はアルコールを受け付けなくなって2〜3週間断酒しても手の震えは止まらなかった。汗、痙攣、動悸、下痢は断酒後、5日間が山でそれを過ぎるとなくなりはしないが軽減する。しかし、皮膚掻痒感、不眠に関しては軽くなる気配もない。

結核で入院し約1ヶ月断酒すると手の震えは止まった。普通に近く文字も書ける。水のような下痢も軟便になる。動悸、汗、皮膚掻痒感、不眠も軽減する。悪夢は20日間くらいの断酒で見なくなった。無意識に暴れることもなくなった。

離脱の山は5日から1週間、これが最大の山場。それだけに非常に苦しい。
次が3〜4週間くらいに山がある。これを乗り越えると苦痛に感じる離脱症状は軽減される。

スリップと断酒を自己流で繰り返し、全体的な飲酒量が減ることで大きな手の震えは無くなった。しかし緊張すると冷や汗、全身の震顫、動悸はパニック症として現れる。

それと忘れてはならないのが、いきなりズキッとくる痛み下肢に多く感じた。それと手と足の痺れ感。正座を続けたときのような痺れが足の親指側と手の小指側に常時出ていた。これも約1ヶ月間の断酒で消えていく。

専門医に繋がってその日から再度断酒はじめる。自己流の断酒のときは不眠で一晩中離脱に苦しんだが、クリニックで処方してもらった睡眠導入剤と睡眠持続剤がよく効き、寝ている間は離脱の苦しみから開放され、比較的楽に断酒はじめることが出来た。といっても最初の一山(1週間)は苦しい!

断酒2週間目頃、突然激しい動悸とこむらがえりが1日中再発する。特に変わったことは無いので原因は分からないが苦しかった。しかし1日だけで終わる。

3週目から4週間後くらいまで食後の動悸が激しくなる。細かな不便を感じるほどでない程度の手指の震えもおきる。どうもこれは空腹時のようだ。血糖値が深く関係しているように思う。さらに、アルコールに対する未練からか、飲酒欲求もわいてくる。ちょうどこの頃断酒1ヶ月を目前に第二の否認が始まる。

「本当に俺はアルコール依存症なのか?」というかたちの否認。

偶然にも痔の手術を受けることで、飲酒欲求は術後の痛みで押さえ込まれる。しかし、この頃から副鼻腔炎が悪化し、胴回り、胸、背中、首とニキビ(ざ瘡)が大量に出来る。同時期に左肩に突然痛みが出はじめ、肩関節の可動範囲が狭くなる。どれも現在進行形。

皮膚科(ニキビ)、整形外科(肩)を受診するが原因は不明。対処療法を受けるが治癒しない。副鼻腔炎に関してはCT撮影の結果、手術の必要はないそうだがこれも現在服薬治療中。

まるで断酒を始めたことがきっかけで、どんどん体が悪くなって行くかの感じを受けるが、前向きに「好転反応」と受け止めることにしている。


しかし昨夜、久しぶりに地元断酒会の例会に出席して名簿に名前を記入しかけると、手が震えて字がまともに書けない。心臓もバクバク。これって何?パニック?断酒もまもなく4ヶ月になろうとするのに!

なぜ?

今日、精神科のドクターに予定外の診察を受け、たずねると「分からない」と答えられる。ここまでくると好転反応なんてのんきな事は言ってられない。元シャブ中の友達と話すと、彼女も鬱とパニックと吹き出物に悩んだという。吹き出物は現在はないらしいが、自分と同様のパニックはあるようである。

やはりドクターは依存症の経験が無いから臨床と統計でしか理解できないのである。やはり仲間でないと理解しあえないものがある。残念なことだが仕方ない。それを知っただけでもパニックは遠ざかりそうな気がする。


飲酒欲求や離脱症状ではなく、別の戦いが始まりかけている。
「アルコール依存症」とは、本当に厄介な病気である。


今日頑張れば、断酒116日!



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コメントにも書き込んだけど、昨日クリニック繋がりの仲間達と日帰りで海水浴&バーベキューに行って来ました。

メンバー構成はアルコール依存症5名(内2名はギャンブル、ドラッグ、買い物などのクロスアディクション)、元覚せい剤依存症(現在は立派に更正、執行猶予も完了!)1名、依存症の無い正常者1名の大人7名、小学生(もちろん健康な可愛い女の子)1名、名犬ラッシー1匹の珍グループです。依存症6名は大なり小なり全員「鬱」と「パニック症」をもっています。

今回は珍グループのため特別ルール有りなのです。


ルール1 : アルコール飲用禁止(ノンアルコールビールも含む)
ルール2 : 覚せい剤使用禁止
ルール3 : 毒キノコ飲食禁止
ルール4 : 合法非合法に関わらずドラッグのOD禁止
ルール5 : ドタキャン有り
ルール6 : 雨天決行
ルール7 : 最悪、電車でも各自工夫して現地集合。
ルール8 : 携帯は絶対忘れない事

ちなみに「OD」とは、オーバードーズ (over dose)の略で、ラリる目的で薬物を多用する事と思っていただければよいです。(ここの読者には蛇足かも?)


なにぶん正常者は大小2名と1匹だけなので、何時何処で誰が鬱るか、パニクるか分からないので正確な予定が立てれない。配車通りに、人のピックアップもどうなるか分からない。

一応役割分担は事前に決めてあるが、肉なしのバーベキューになったり、材料はあっても道具が揃わなかったり、車が迎えに来なかったり、考えられることは色々である。頼れるのは携帯のみ。ディープに鬱ると携帯の電源ブチカットというのもありうる。

事前の天気予報では、当日は曇りのち午後、雨(60%)。最悪のパターンだが、どうせ何が起こるかわからないメンバー構成なのでとにかく決行!

さらに、何時、何処で、誰が、最初の一口(アルコール)、最初の一発(シャブ)やってしまうか分からない。考えてみると恐ろしいツアーであった。


しかし結果は、前日夜通しの雷雨。当日夜からの雷雨。その間の「曇り時々晴れ」の間に実行できた。

断酒のご褒美?

執行猶予中、シャブから更正のご褒美?

大麻禁煙のご褒美?

何かよく分からないがすべてが順調に進んだ。
現地到着すぐに、私とアル中A氏とでタープの設営。ブルーシート1枚半の敷地にヘキサウイングのタープを巧みなロープワークで日陰を作る。まるでボーイスカウトばり!

で、後続メンバーが到着。いつもは私が火の元責任者なのだが、正常者である長老が炭をおこす。これまた、ボーイスカウトばり!この間、女性陣とお子ちゃまはすでに水浴び。

昔の我々なら、既に缶ビールのロングを5本は空けていると思う。しかも作業ペースはもっと、もっと遅いはず。素面でやると実に作業効率が高い!

当たり前のことが当たり前でないのが我々の仲間。酒を飲らずに作業することの辛さが実に楽しい!矛盾しているが苦しいけど楽なのである。やはりこの感覚は「仲間」でないと理解しあえないと思う。きっと自助グループに繋がることを医療関係者や多くの仲間が強く勧めるのはこういったことを指すのだと実感する。

すると間もなく女子たちは腹を空かせて遊泳から帰ってくる。早くバーベキューはじめろと催促される。

オイオイ、それは女の仕事やろ!

と、思いながらもシャブ中、アル中、ラリ中、の女が揃うと恐ろしい。
何とかご機嫌を損ねぬようキャベツとニンジン、ピーマン、玉ねぎのカットを依頼するが、結局は洗っただけ。カットはアル中A氏。で、様子を見に行った俺はカット野菜の運び屋。結局、男3人でほとんど用意し調理(長老)する。ま、楽しいからええけど!

お子ちゃまを計算に入れても平均年齢は半世紀かな?
バーベキューの間は、「ディープパープル」や「つボイノリオ」などノンジャンル懐メロに徹底してBGM。会話の中心は自分たちの経験した幻視幻聴の類の体験談。まるでAANA断酒会をごっちゃにした自助グループである。

俺は純粋なアルコール依存症であるが、若気の至りでシンナーから各種ドラッグをたいがいのものは経験している。「アマニタ・パンセリナ」(テングタケ)ではないが、毒キノコはバリ島で「マジカルマッシュ」を経験している。一応「ワライタケ」もやってみた。

シャブ中B女子は俺と同年齢で、シャブ暦30年のつわもの。やはりオールジャンルの経験者であるが、依存症の診断は「覚せい剤」のみ。純粋なシャブ中である。なぜか非常に気が合う。依存の対象は違うが、16さいころからの環境が非常によく似ているのだ。

A氏とC女子は俺と同じく純粋アル中、W女子とS女子はアルコールを柱にした多重依存症。C女子のご主人は精神科とは縁の無い長老で元教職者。長老にとっては妻の友人達の会話は尋常ではないはず。


俺が、チョコレート極めてタブレットODしてた時の話をする。

ちっちゃい「おもちゃの兵隊さん」が

ワジャカジャワジャカジャ、ワジャカジャワジャカジャ、

と言いながら鉄砲担いで行進してくる。しかしツレはじっと段ボール箱を見ながらなにやらチャンネルを変える様な仕草をする。で、俺に何してるねんって聞く、

お前、あれ見えへんのか?
小人の忍者が天井を飛び回りながら手裏剣を投げてきよるやろ!それをよけてんねや!

ほんまや、とツレも一緒に手裏剣をよける。で、一緒に砂嵐しか写らないテレビのチャンネルを変える。

するとシャブ中B女子は、私は「妖精」。
ポンプを入れてる引き出し開けると、パァーっと小さな妖精がいっぱい出てくるの!

どうも、ハイにくると「小人」がキーワードみたい。で、ダウンにはまると「巨人」にプチっと潰されるのが落ちのようである。アルコールのみのときはゴキブリや虫など小動物がメインで、物が人に見える場合もある。幻聴は電話のベルが多いようだ。

書き出したらきりがないほど、幻覚の話は面白かった。同じ薬物でも人様々で、当然薬物によっても様々で、きっと、医療関係者なら金を払ってでも参加したかっただろうと思われるくらい内容は濃いかった!

後ろ髪を引かれたが、疲れからスリップしてしまうことを考慮して早めに解散する。
現地(二色浜)10時〜16時の楽しいひと時であった。

しかし、楽しすぎても飲酒欲求がわいてくることを発見!
現場では、ビール飲みたいとか冷酒やりたいとかいいながらコーラや麦茶で大騒ぎしていたが、家に戻ってから少しだけ本気で飲りたくなったが眠剤飲んで早めに就寝でかろうじて断酒107日達成!

ちなみに、チーム「もぐら」は別の機会に説明を持ち越します。

間もなく108日目も達成!



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