昨夜、場末のバーの止まり木でジンジャーエルを飲っていた。気難しそうなマスター、愛想のひとつも話さないで黙々とグラスを磨いている。バックから響くのはブルースハープ。
飲んでいた頃の俺なら、キャメルかストライクを肺の奥まで通しながら、オールドグランダッドかブラントンをストレートで飲っていた。今はこうしてアルコール無しでもムードに酔える。

ふらっと独りの女性が俺の隣につく。さりげなくジントニックをオーダーし一口飲ってから俺の方に顔を向ける。特に美人ではないが、三十路半ばのチャーミングな女性だ。

「何を飲んではるの?」

「ジンジャー」

すると彼女はためらい無く俺のグラスを手に取り一口飲る。

「ふーん」




と、ここで無残にも目が覚めてしまう。続きを期待していたあなた。
残念ながら夢物語です。一番残念なのは俺自身!

なんで、夢ってのはええとこで終わってしまうのか? だから、「夢」?

6年別居して、離婚して半年。ボチボチ恋愛があってもいいかも知れないと、気持ちの整理もつきかけてきている。

断酒会はおっさんばっかり!AAは比較的若くて独身も多いが生理的に合わない。ということは知り合うきっかけなんてこのまま無さそうだ。夢のようにバーにでも出かけてジンジャーでも傾けてみるか? しかし、それでスリップしてしまえば地雷踏み。

すこし、気持ちはアクティブになってきた。


断酒103日目



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