こんばんは。

アル中のsyousukeです。

おかげさまで6回目の素面の正月を過ごすことができました。^^



今日は自分の所属する断酒会の初例会でした。

テーマは、『一念発起』
まぁ、初例会にありがちな年頭を意識したテーマでした。
残念ながら、一念発起するほどの年頭の誓いは立ててはおりませんが、昨年気付いたことで、今年から意識して行こうと考えていたことがあります。

昨年はシビアな就活の末、ようやく仕事を見つけ非常勤ながら春から職に就くことができました。長い期間社会生活から離れていて、多くの不安材料を抱えながらの就職でした。おまけに自営業が長かったため、勤めなどというスタイルは若い頃以外あまり経験がありません。

酒こそは安定的に止まってはいるものの、何かと生き辛さを感じる不器用さに関しては飲んでいた頃とたいして変わらないままなのです。なかでも人付き合いというコミュニケーション能力が大きく欠如しているのです。

今までは気に入らなければ暴力で解決する。
それがままならない場合は酒に逃げ、あげくは自棄になって完全に逃避する。
こんなことを繰り返してきました。
いまさらながら自分の大人になりきれない子供じみた稚拙さにあきれ返ります。

人間関係に何も問題を感じない時にはかなり社交的に振舞えるのですが、いざ気に入らない人物と仕事しなければならない場面に遭遇すると、ストレスばかりが溜まり続け、処理できなくなってしまうのです。

以前はしんどくても、アルコールという史上最強の安定剤がありました。
または、暴力で思い通りにするという小技も持っていました。
しかし、思い通りにするという、他人をコントロールするという行為自体、飲酒と変わらぬアディクションに他なりません。結局はアルコールが止まっているだけで、代替の依存にはまってしまう。叩いても叩いても新たに出てくる、『 モグラたたき 』なのです。

そしてよりにもよって、就いた仕事のパートナーが生理的に合わない人間でした。
正直なところ、たったの数ヶ月間にも関わらず、何度も仕事を辞めることを考えました。それでもなんとか辞めなかったのは、長かった就活があったからです。これほど失業者の溢れているご時勢に、50代半ばのアル中オヤジが簡単に転職できるわけがない。その事実だけが抑止力になったのです。

しかし溜まるストレスに歯止めはありません。
このままでは何れは爆発して暴れてしまう。そして飲んでしまう。そんな不安を抱えながら考え悩みました。結果、投げ出さずに折をみて話し合ってみよう。そう考えたのです。

が、、、なかなか折を見つけられない。

そんな時、同じ職場の他部署の人から聞いたことが救いになりました。


 あの人、全く仕事しないでしょ。
 いつもサボってばかりなんで、雇用契約の更新が危なかったんですよ。


なるほど、見る人は見てるんや!
それに、そう警告されても改まっていない。
そんな人と話し合っても変わることは無いやろなぁ…

言い古された言葉ですが、

 自分を変えることは出来るが、他人を変えることは出来ない

話し合ってもそれがきっかけになるかも知れないが、基本的に自分で気付かない限り変わることはできない。他人から言われて変われるくらいならもうすでに変われているはず。

結局、『 ひとはひと、自分は自分 』、このスタンスを通すことにしました。

簡単なことのようで自分にはできていなかった。どうしても気に入らない人間を思い通りにコントロールしようという欲求に駆られてしまう。しかし自分が正しいとは限らない。ひとはひと、自分は自分というのは、価値観は人それぞれということなんですね。やっとそれに気付いたのです。

そして、その価値観の違いに気付いてからはあまりストレスを感じなくなりました。

十人居れば十人共に違った尺度、価値観を持っています。
自分の価値観を押し通すのではなく、自分の価値観は自分だけのものとして留めておく。

今年は、他人との距離をあまり詰めずに、そして干渉せずに、あくまでも

 『 ひとはひと、自分は自分 』 このスタンスで行く!



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