アル中 −アルコール依存症との戦い−


アルコール依存症(社会生活から抹殺)  →  死に至る
この図式から正常に戻りたい。 別に死ぬことへの恐怖は無いが命ある以上まっとうに生きたい。その思いを日記に記す。

カテゴリ: 薬物依存

『酒井のりこ』ネタのTV番組が連日続いている。

他に視聴率取れるネタがないのか、本気で薬物の撲滅を考えているのかマスコミの真意は分からないけど、まぁ、薬物依存症の恐ろしさを啓蒙するにはとても良い事であると思う。

アルコールも「エチル」という薬物である以上、広い意味ではシャブとなんら変らない。しかし、合法と違法というだけでずいぶんと扱いが違うので不謹慎ながらのりぴーが可哀そうになってしまう。

もとい、シャブをかばってはいけませんな。失礼!
それほど、アルコールも軽いものではないという意味にとっていただければいい。


顔出しの更生施設の取材は信憑性が高く、問題意識を強く感じさせてくれるのでインパクトはある。そして、シャブを食う「使用前」と「使用後」の写真もインパクトを感じた。きっと、この番組を見ていた人たちは少なからず薬物の恐さを感じれたと思う。

しかし、あの「カチ割の結晶」、エア抜きしてる「ポンプ」の映像!
きっと更生中のシャブ中にとっては強烈なフラッシュバックがあったやろうと思う。
何人の更生中のシャブ中が一発屋に走ったことか...

どうせ番組作るなら、もう少し神経使って欲しいものです。
せっかく多くの人たちに薬物依存の恐さを啓蒙できても、更生中のシャブ中をスリップさせてどうすんねん?

低次元なマスコミに期待してしまった俺がアホやった〜

ちなみに「エクスタシー」ももっと取り上げたれよ!

押尾学と酒井のりことではそれほど視聴率が違うのでしょうか?
それとも、「シャブ」と「MDMA」の知名度の差か?

マスコミの真意はよく分からん。
行政の真意もよく分からん。

覚醒剤やめますか、それとも人間やめますか

警視庁も詰まらんCMに予算使わんと文部省と手を組んで、シャブから更正した人たちを講師に雇って小学生の保健体育の授業にでもチカラ入れて欲しいもんですわ〜
(警視庁ではなくて、日本民間放送連盟のキャンペーンでした。)



薬物依存撲滅に応援お願いいたします。
   ↓↓
にほんブログ村 酒ブログ 禁酒・断酒へ
    Share (facebook)

今日は、「海の日」
まるでお約束のように仲間と海水浴&BBQ

チーム「もぐら」の第2回、二色浜ツアー

昨年同様、依存症仲間とその家族の混合メンバーでの健全なお遊びを満喫してきた。

今年の構成メンバーは新参加者を向かえ

アル中:   5名
シャブ中:  1名
性同一性障害:1名
健常大人:  2名
健常高校生: 3名
健常小学生: 1名 / 13名

昨年のメンバーのうち1名は残念ながら諸事情により不参加、他1名は病状悪化のため当チームでは扱いきれずに除名、他1名はスリッパーとなり人生の椅子取りゲームから脱落。

この業界で生き残る事はなかなか難しい事のようだ。(汗)


昨年に比べて今年は天気も良く、最高の海水浴日和!
二色浜は大阪では数少ない海水浴場なのでビーチもにぎわっていた。
もちろんアルコール、薬物の無い集まりだが、今回は昨年に比べて安定した会になった。依存症者6名のうち5名までは断酒(断薬)1年以上なので鬱やパニックの心配も少なく、当然離脱症状も無く一見は健常者の集まりのように見えたと思う。

昨年は断酒間もない者が大半であった事もあって異常にテンションが高かった。
酒の止め始めは異常にテンションが高い事に今になって気付く。それだけ自分たちが安定してきた事だと思う。一緒に励ましあって頑張ってきた仲間だからこそ余計に感じるのかもしれない。

こういった仲間との楽しい時間を過ごす事で、素面の楽しさ、仲間のありがたさを強く感じることが出来る。

素晴らしい大切な仲間に感謝!


そういえば、昨年は祭りの後の寂しさで、解散後独りになってから強い飲酒欲求に襲われたなぁ! でも今回は大丈夫のようだ。



今日も読んで下さってありがとうございます。
ついでにクリックしていただけますと嬉しいです。
   ↓↓
にほんブログ村 酒ブログ 禁酒・断酒へ
    Share (facebook)

早いものでこのブログを書き始めて1年と2ヶ月近くになる。

当時の日記を読むと、独りで専門医にも繋がらず節酒したり、断酒しようとしたり、色々独りで苦しんでいたことが懐かしい。

今のFクリニックに繋がる直前などは生きる気力がまったく無いようだ。それでも死のうとまでは考えていなかったようだが生ける屍って感じかな?

完全に酒に囚われ、アルコールに人格と命そのものを支配されていたのが分かる。

アルコールとは本当に恐ろしい薬物である。
また入手使用することに何のとがめも無いことが恐ろしい!
色んな薬物中毒を見てきたが、アルコールが一番恐ろしいのではないか?
俺が思うにシャブよりも恐ろしい薬物だと思う。

シャブ中のように短期間で浸かって自傷するという事は無いが、長年にわたって心身を蝕み続けるのだから壊れ方も激しい!

気がついたときには手遅れというのが多いと思う。
俺のように壊れきる前に気付き、アルコールに対して無力であることを認めることが出来たのはある意味で幸せなことだと思う。

仕事も家庭も財産も健康もすべて失ったが、安物の命だけは残った。
今は健康も取り戻しかけている。
無くしたもの全てを取り戻すのは不可能に近いが、新たに造り上げることは出来る。
そのためにも酒を断ち続け、どんなチャンスも逃さないような鋼の心身を作り上げていこうと思う。

もう51歳と思わずに、まだ51歳と思えばいいのである。

どうせ人の寿命など長くて100年!
ガイア46億年の歴史に比べれば瞬間にも等しい刹那な寿命。

酒などに支配されずに自分の意思で生きてみよう!


断酒345日、一年は目の前やなぁ!


今日も読んで下さってありがとうございます。
ついでにクリックしていただけますと嬉しいです。
   ↓↓
にほんブログ村 酒ブログ 禁酒・断酒へ
    Share (facebook)

(^O^)/C□☆□D\(^_^ )カンパーイ!

って感じで、昨年まではクリスチャンでもないのに、
クリスマスをネタに飲ってたなぁ!

今年はアルコール抜き!
さらに、一人ぽっちのイブ。

もう独りで過ごす夜には慣れてきたはずやけど、
世間のイルミネーションを見ると、たいして寒くも無いのに隙間風が寒く感じる。

こんなときは独りでバーボンをロックで飲りたい!



先日、断酒会例会で、大変熱心な某会員さんが

○○○院長がなんぼやねん!
断酒会がどないしてん!
なんで酒飲んだらあかんねん!

って思いで飲んでしまいました。と懺悔してらっしゃいました。
俺とは違うクリニックに通ってらっしゃる方で、朋友会の方です。


もう飲酒欲求がまったくおきないと言う人。

絶対に飲まない自信があるという人。

酒の囚われは無くなったと言う人。

断酒始めたばかりの人。

10年以上素面の生活している人。


自分を含めて色んな人が、色んなコンディションで、色んなシチュエーションで酒を断っている。

しかし誰が何と言おうと、全てにおいて酒を優先してきた、世の中でアルコールを一番愛した人種なんです俺達は・・・

たった今の瞬間、酒を断ってるだけでみんな全員種火を持っている。

いつ引火するか分からない「連続飲酒」って爆弾を抱えながら!


まぁ、飲ってみたいと思っただけです。

今夜も断酒できそうです。

メリー・クリスマス!




今日も読んで下さってありがとうございます。
ついでにクリックしていただけますと断酒の励みになります。
   ↓↓
にほんブログ村 酒ブログ 禁酒・断酒へ
    Share (facebook)

ずっと治まってたのに!
なんか、モーレツに飲りたい。
血液検査の結果も完璧な状態が3ヶ月も続いている。
もう飲ってもええやろ?
一生飲れないなんてそんな阿呆な事はない。
ちゃんと休肝日を設ければ大丈夫。
連続飲酒さえしなければ問題ないはず。

気付いたら白ワインのボトルを握りしめている。

一口飲ってしまった。
あ〜、ついに飲ってしまった。
せっかく今まで頑張ってきたのに、ついに飲ってしまった。
あわてて残りのワインをシンクに流す。

あ〜情けない。スリップなんて・・・
もう死んでしまいたい。
最低やなぁ、俺!

しかし、何時、何処で、買ったんやろ?
記憶にない!

一口でも、やっぱりスリップになるんやろか?
そりゃぁ、立派なスリップやわなぁ!

ほんまに情けない。
いっそのこと、コンビニに酒を買いに行って、思いっきり飲るか?

いやぁ、あかん!
もう一度断酒やり直そう。
今日からまた頑張ればええんや!

たった一口飲んだだけやのに心臓がバクバクする。
脇の裏を冷や汗が流れる。
ふくらはぎも腕も攣る。
たった一口で元に戻ってしまった。

なんか、胸がむかむかする。
二日酔いみたいな気分や!
たった一口の酒でこれか・・・



激しい動悸で目が覚める。
今のは夢やったんか?

夢と現実の違いも分からない。
コップ一杯の水を飲み干して落ち着きを取り戻す。
二日酔いのような気分は続くが、どうも夢のようだ。
飲んでないんや!
夢やったんや!
良かったぁ!


これは先日の悪夢の内容。
夢から覚めても暫くの間は本当にスリップしたと思っていた。
それほどリアルな夢を見た。
眠剤を勝手にいきなり二日も切った事が原因のようだ。
浅い眠りが悪夢を見させたんだと精神科ドクターは言う。

夢の中でスリップして懺悔する。
本当にリアルな夢やった。
まだまだ酒に囚われているようだ!

しかし今日も一日、酒を止めれそうだ。

断酒、156日目。



今日も読んで下さってありがとうございます。
ついでにクリックしていただけますと嬉しいです。2008-05-29追記
   ↓↓
にほんブログ村 酒ブログ 禁酒・断酒へ
    Share (facebook)

Amanita pantherina




以前にも書いたが、中島らも著「今夜すべてのバーで」を貸してくれた友人が、過日、痔主退治の入院時に持参してくれた本のタイトルだ。

さて、この奇妙なタイトルの意味は?っと考えていて最初にイメージしたのは、昔バリ島で食ったことのある「マジック・マッシュ」だ。実際には毒キノコの「デングダケ」の学名らしい。いかにも「らもワールド」である。と同時に俺の連想は当たらずも遠からずというところであった。もっとも「らもワールド」に首を突っ込んでいれば誰でもそんなところだろう。

しかし、何度読み返しても面白い!
この文章は、ラリってないと素面では書けない。
薬学や大脳生理学の小難しい文献をラリ中が訳した文庫本であると同時に、こうあってはならないという元ジャンキーの体験談である。

「今夜すべてのバーで」を読んだとき、アル中としての共感で俺の頭の中はあふれてしまった。今回の「毒キノコは」若かりし頃の懐旧の念であふれた!

アンパン、草、チョコレート、エル、コーク、エス・・・
おまけに植木市でサボテンを買いあさったり、青バナナの皮の裏筋を集めて乾燥させたり、自分の経験とダブりすぎる。しかしさすがに「ガマ」の毒腺に幻覚性のアルカロイドが存在するとは知らなかった。

今になって思えばお決まりのコースやけど、あれだけ露骨に情緒的に美しくもジャンキー臭い文章はなかなか書けるもんではない。改めて「中島らも」を尊敬してしまった。命を削って書いた代償に値する迫力がある。まさしく「鬼気迫る」のである。

しかも、「シャブは下品」と言い切るところがすばらしい。
「らも」は3回経験して3回目に往生したらしいがその内容が手に取るように分かる。もう当の昔に時効なので白状するが、俺も一度経験している。表現の仕方こそ違えど俺も同じ感想である。シャブ初心者にとって常用者の使用量は死ぬほど苦しい!


「あなた人間止めますか?覚せい剤止めますか?」

「人間止めたいからシャブ打ってるんや」


警視庁も下らん広告に金使うなら、シャブから更生した人を講師に雇って、学校での講演にでも回らせろ!的なくだりがある。(正確な引用ではないのであしからず)

まったく持って同感だ。出来ることなら予防接種のつもりで少し危ない量を経験させたほうが良いかもしれない。そうすれば俺のように絶対に手は出さなくなる。「らも」の4度目が無いのと同じである。ポンプを使わなくても経口摂取すれば、あの「苦味」も経験できるので美味いものでないこともついでに理解できる。


話は変わるが、最近では新社会人の歓迎会等の一気飲みによる急性アルコール中毒の予防などの意味で、卒業を控えた学生に「アルコールパッチテスト」を行っているらしい。これは非常に良いことだと思う。

アマニタパンセリナ目次
ついでに「保健体育」の教科書として「アマニタ・パンセリナ」を採用すれば良いのではないかとさえ思う。
「ラリ中」「アル中」「ポン中」どれも同じアディクション


自助グループや院内ミーティングで仲間の体験談を聞くことも大切だが、保健体育の授業での予防接種も大切なのではないか?

などと思いながら飲酒欲求を忘れる努力が続く。

断酒63日目


今日も読んで下さってありがとうございます。
ついでにクリックしていただけますと嬉しいです。2008-05-29追記
   ↓↓
にほんブログ村 酒ブログ 禁酒・断酒へ
    Share (facebook)

このページのトップヘ