かがり火_11月号
アルコール依存症の小原庄助です。

おかげさまで断酒継続させていただいております。


私の所属する地域断酒会には、朝例会、昼例会、定例会(夜)と週3回の例会があります。同じ断酒会が主催しても、参加メンバー(会員、断酒朋友、他)によって例会の雰囲気は違うものになります。

何処の例会でもそうであるように、常連の出席者数名のリードでその例会の『顔』が出来上がります。人それぞれに個性があるように例会にも個性があるのです。

私は上記週3回の例会のうち昼例会にしか出席しません。
元々は全てに出席していたのですが、時間的な問題や相性の関係でそのように落ち着いたのです。

この昼例会のスタイルは少し変わっていて、断酒会旗を掲げません。そして毎回テーマを設けます。立って発言するも座ったまま発言するのも自由です。私はこのスタイルがとても気に入っています。なぜなら断酒会という組織の硬直化した悪しき習慣に囚われず、純粋に『酒害からの回復』という目的のためだけに存在する例会だからです。おかげで私の酒は止まっています。

私の尊敬する、今は亡き先輩Y氏が確立してくれたスタイルです。
これからの例会のあるべき姿の先駆的スタイルであると確信しています。

しかし、このようなスタイルを気に入らない方達が存在するのも現実です。
せっかくこのスタイルで酒が止まっているのだから、放っておいてくれればいいものを、どうも断酒会はこうあるべきという化石化した古き慣習のみの理由から、一部の大御所からは発足当時から阻害され、目の敵にされているのです。

断酒会の会員数は長らく1万人越えといわれていましたが、2010年あたりから1万人を割り年々減少傾向にあります。2012年4月1日付け調査に至っては、7770人 (男性のみの数でした)8575人にまで減少しています。

アルコール依存症者の数が減少しているのではありません。
ましてや完治しない病気です。
新規患者数を死者が上回らない限り、罹患者の数は増える一方のはず。
にもかかわらず、会員数が減少するにはそれなりの理由があるのです。


全断連結成から50年、順調に発展してきた断酒会活動が成熟期を越えて停滞傾向にあることは否めない。
これは単に断酒会をリードする世代の高齢化だけではなく組織自体が老化(高齢化ではない)してきたものではないかと思われる。組織を運営する背骨が硬直化し活力を失い脆弱になってきているのではないだろうか。
かがり火11月号より引用


一部の人は分かってるみたいやけどね。
所詮、私自身を含めて、『俺が俺がの精神障害者』の集まりです。

さて、どのように対処したものか?
飲まずに素面で考えないとあきませんな。^^;


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