新世界


こんばんは、アル中のsyousukeです。

最近は、こういった危険地帯を徘徊しても無事に帰ってこれるようになりました。


ところで、我々飲酒のコントロール障害をもつ人間は、多かれ少なかれ肝臓に不安を持ちながら飲んでいました(飲んでいる)。

何故かしら、アルコール=肝臓疾患の図式が思い浮かんでしまう。
アルコールが与えるインパクトは肝臓だけではないのに・・・

肝臓が沈黙の臓器と呼ばれていることは多くの人が知っていることと思います。
簡単には壊れないが、壊れても痛みが出ないかららしい。

丈夫な肝臓も習慣的な飲酒で機能が衰え、

アルコール性脂肪肝 → アルコール性肝炎 → アルコール性肝硬変

そのあとの合併症に至っては、あげだすとキリがない・・・



先日、医療機関でのアルコールの勉強会で


 肝硬変は酒を飲まない人でもなるんです。
 200歳くらいになれば、誰でも肝硬変になります。
 要するにこれは老化現象!

 アルコールを飲むと活性酸素が発生します。
 これが原因で老化を早めるだけなんです。


これを聞いたとき、分かっていた事ですが、それでもずっしりと響きました。
こういうことをサラッと言えるドクターというのはとても信頼できます。



 日本人の平均寿命は82歳、アル中の平均寿命は52歳

アンチエイジングという言葉が流行っていますが、実年齢よりも若い人もおります。
この差はいったい何なのか?

生き方ひとつで老化の速度は変えることが出来るという事なんですね。

何でもかんでも、不健康な状態を「老化」という言葉を使って誤魔化すドクターが多い中、対処だけではなく根本を見極められるドクターと出会えるかどうかも酒害からの回復には重要な要素ではないか、などと最近強く感じています。


おかげさまで、酒は止まっています。
心中しても本望とさえ思っていた酒を必至の思いで手放して、ただ酒を飲まないだけではつまらない。ついでに生き辛さも手放してしまいたい...


前回の飲酒未遂から:226日