こんばんは、アルコール依存症の小原庄助です。

おかげさまで酒は止まっております。^^;


ここ最近、同じクリニックに通う仲間2人がスリップしました。実際は氷山の一角で、本当はもっとたくさんの仲間が再飲酒に苦しんでいるのでしょう。

2人共に1年以上断酒継続できていたのに、スリップのあとは数ヶ月単位しか止まらなくなっています。大体のところお決まりのパターンのようです。しかし、スリップ経験後に新たな決意から今まで以上堅牢に継続できている仲間が存在するのも事実です。両極端に分かれるようです。

この業界では医療や自助会で顔を見かけなくなると、飲んでるか、入院しているか、死んでる、とすぐに噂されます。残念ながら実際のところ噂はほとんど的中です・・・


「断酒会にしがみ付いて生きていきます!」

例会でよく耳にするフレーズですが、大ッ嫌いな言葉です!

しかし今思えばスマートさにかける思いっきりダサいフレーズですが、とても大切な事なのですね。今ごろこんな事を言って笑われるかもしれないですが・・・

今思えば私にとって反面教師の位置づけになってる絶対に見習いたくない人たちが多用する言葉だったので嫌いになっていただけでした。怒りから生まれた感情ですが、冷静に考えれば仲間との縁を切って酒を断ち続ける事ができるほど簡単な病気ではなかったのです。

実際に10年以上の長期に渡って断酒を継続できている先行く仲間は、例外なく例会に出席し続けています。しかし仲間と繋がっているからといって断酒継続できているとは限らない。あくまでも最低必要条件なのです。


私がこのアル中業界に入って約3年経ちましたがこの間ずっと観察してきて分かった事は、仲間達から遠ざかって断酒継続はありえないこと、そして断酒は出来るが節酒は出来ないと言う事実!


 自分一人でも止めていける。

 節酒で通せる数少ない人間になってやる!

こういったパイオニアを気取りたい気持ちもあったし、そういった人たちも観察して来たがたった3年で答えは出た。

我々アル中が酒を手放して生きていくために一番必要なのは、飲まない仲間達とのコミュニケーション。


おかげさまで、今日も素面で過ごせました。飲まない仲間達に感謝!

通り抜け




断酒:1078日
禁煙:1917日
前回の飲酒未遂から:18日*