忘れられない脳 記憶の檻に閉じ込められた私
「忘却」が訪れるから、人間は生きてゆける。辛いことも、悲しいことも、いつの間にか忘れてしまうから救われるのだ。けれどもし、日常のどんな些細なことも永遠に忘れられずに記憶に振り回される人生を送らねばならないとしたら…。
これは、そんな数奇な人生を余儀なくされたジル・プライスの真実の物語。


先日友人からお借りした本です。

ハイパーサイメスティック・シンドローム(超記憶症候群)と研究者に名づけられた特異体質を持つ著者は過去の記憶を消す事ができず、何年前の何日は何曜日と記憶し、その日の天気や出来事、経験した事すべてを記憶しているらしい。

たった今経験した事も三歩歩けば忘れてしまうニワトリのような脳みそしか持っていないアルチュウハイマーな私にとって、とっても羨ましい体質に思えるのですが、よくよく考えると忘れる事ができないというのはとても辛い事でもある。

人は人生の中で激しく失望したり、強く恐怖した事を忘れる事ができずに繰り返し思い出すと情緒の安定性が損なわれ、PTSDに陥ることもある。そして激しい鬱状態になり自傷する結果にもなる。忘れるという能力はとても大切な事なのだ。

普通の人は忘れることが出来る。
そして私は特に忘却の能力に長けているようだ!
多分、忘れる事が得意なおかげで今まで自殺する事も無く酒に溺れながら生きてこれたのだと思う。

しかし、酒を止め続ける事に関しては酒害を忘却するべきではない。

ニワトリ頭でも忘れる事の無いように繰り返し語ることは必要かと・・・


 語るは最高の治療  −松村断酒語録より−
ユキヤナギ

断酒: 996日
禁煙:1835日
前回の飲酒未遂から:67日*