こんにちは、アル中の庄助です。

ここで、「ハーイ、庄助!」
なんて言わないようにお願いします。苦手なんです!(汗)

「アルコホーリックの〇〇です。」
とか、
「〇〇断酒会の〇〇です。」

というのも苦手で、私は何処のミーティングに出席しても絶対に言いません。

「アル中」って日本語があるのに、なにが悲しゅうてわざわざ「アルコホリック」などと業界用語をわざわざ使って陶酔するのかねぇ、私には理解できない!

暴走族の族旗のような趣味の悪い断酒会旗を掲げて、なになに断酒会の誰それです。というのもチンピラが看板背負って粋がってるみたいで鬱陶しい!

まぁ、人それぞれなんで構わないのですが、私は絶対に嫌なので茶々は入れないで下さいとお断りしておきます。(笑)


実はここ一週間ほど、今後の身の振り方を含めて生活設計などを考えていました。
深く考えれば考えるほどブルーになりますが、これは鬱病ではなくて鬱状態。
抑鬱状態なのです。誰にでもある心の風邪引きとでも言うものなのでしょう。

しかし、長年飲酒によって気分をコントロールしてきたアル中にとって、素面で悩み抜くのは非常に辛いものがあります。一杯飲って憂さを晴らして問題を先送りにしよう。と考える癖が付いてしまっているのです。

ここしばらくは順調に、飲酒欲求が近づくことも無く安定した断酒を続けていましたが、やはり私は立派なアル中!悩んでいると例外なく飲酒欲求は近づいてくるのです。

久しぶりにオールドグランダッドの114プルーフをガツンと飲りたい!
などと悪魔の囁きに耳を傾けると、見慣れているはずの酒のコマーシャルにまでそそられてしまうのです。

そんな悪魔の囁きに踊らされ、飲酒欲求に翻弄されている不安定な時、仲間から深夜にメールが入った!

「深夜にすみません。なんかメールがしたくなったので・・・」

ふだんメールのやり取りをすることの無い仲間である。
きっと、やばい気分に違いない。
さすがに同業者、ピーンと来た!

ショートメールを2往復した後、電話がかかってきた。

「飲んでしまってん!」

やはりなぁ、アル中からの深夜の連絡はスリップと相場が決まっている。分かっているのに付き合ってしまった。しかし、大切な仲間。それに2年は止まっていたはず!

延々と深夜の電話は2時間ほど続き、吐き出したいだけ吐き出して楽になったかのように感じたが、素面のアル中とは訳が違う。2年止まっていても再飲酒してしまえばタダの酔っぱらい。酔いと共に溜まった感情が噴出し、電話の向こうで手首を切ってしまったようだ!

自分自身が飲ってしまいそうなほど不安定な気分やったのに、仲間に飲られてしまうと自分がしっかりしなくてはという気持ちから自分の欲求は止まったが、代わりに彼女は手首まで切ってしまった。(幸いにも気合の入ったカットではなかったので良かったが・・・)

深夜のアル中からのアプローチはスリップと相場が決まっているというセオリーはやはり正しかった。そして、どれほど大切な仲間でも酒に酔っている人間をまともに相手すること自体無意味な行為であることもセオリー通り。

相手にさえしなければ、リストカットも無かったかもしれない・・・

素面で過ごす事に慣れていない我々アル中は、根底に心の病を持っている。
一見、酒が止まって健常に見えても心の底にしっかり残った種火を消すまでは再飲酒のリスクは付きまとう。

初心に戻って、今日一日を大切に生きよう!
節根花片喰
断酒 903日
禁煙1742日


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