自分自身、なぜ専門医の門戸を叩いたのか?

当時、アルコールの離脱症状を覚えはじめその辛さに悶絶し、酒を止めたいが止めれない。飲んで死ぬなら本望とか、今夜は飲まないと激しい二日酔いの朝に決めながらも夜には飲んで明日から止めようなどと日々先送りし、やはりなんとかしたいと思いながらも3日以上酒無しで過ごすことは出来なかった。

三度ほど一月間くらいの禁酒が出来た事もあるが、これは今思うと体が弱りきって「飲めなかった」だけなのである。

私の離脱症状は

名前が書けないほどの手の震え
緊張すると脇の裏などに滝のように流れる冷や汗
全身に虫が這っているかのような猛烈な痒み
手先、足裏など末端の痺れ
下肢に時折現れる疼く痛み
ふくらはぎに始まり、腕、腹筋などあらゆる箇所のこむら返り
心臓が破裂するのではないかと思うほどの動悸
強烈な不眠(眠れてもごく短時間しか眠れない)
心霊現象と思えるような幻覚
  (しかし今思い出したら凄い症状やぁ、今はほんまに楽や〜)

これらの現象が酒が切れるにつれて出始める!
それが酒を飲み始めたら全て感じなくなる。
まるで嘘のように・・・

飲み続けていれば、これらの離脱症状の存在さえ勘違いだったように思えるから酒に酔うというのは恐ろしい!
夢と現実の違いさえ分からなくなる。

こんなことを繰り返し、離脱症状の恐ろしがつくづく身に染みて、しかし自分の根性だけでは止めれないことを悟り、藁をも掴む気持ちで専門医の門戸を叩いたのだ。


結果、簡単やった!
コロッと一撃で眠れる量の睡眠剤を処方してもらえた事でほぼ解決した。
もちろん飲みたい気持ちを抑えるのは医者の力でも神さんの力でも何でもない!
自分の根性だけである。今日一日飲まないという意思だけなんだ。

一日なんとか酒を我慢して、強力な眠剤に頼れば離脱が出て苦しむ間もなく眠れる!
まぁ、アルコールを睡眠剤に置き換えているだけだが、問題の酒は飲まなくて済む。
簡単なことのようやけど、私はこれでアルコールの大離脱を乗り越えることが出来た。

内科のドクターに不眠症で相談しても愛想程度の眠剤しか処方してくれない。
おそらくは薬の悪用や習慣性などの副作用を考えてのことと思うが結果効果は無い。

しかし精神科のドクターはその辺をよく心得ている。
アル中にお愛想程度の眠剤が効かないことを!

こんな事すら薬物専門のドクターでないと分からないのだ。
たかが眠剤の質と量だけでもとても重要な事なんである。

もちろん眠剤の処方などはほんの一部で、アル中を知り尽くしている専門医でないとアル中に対処する事はとても難しい事だと思う。

もし、酒を止めたいと思う気持ちが少しでもありながら悩んでいる人がいらっしゃるなら、迷わず専門医の門戸を叩く事を強くお勧めします。先ずは電話してみるだけで救われますよ〜


自分ひとりの力でどうにもならないと感じた時、
専門医の力を借りて、根性を見せれば酒は止まります。
しかし、継続はやはり自分ひとりの力では難しい!
寒椿(サザンカシシガシラ)

Run&Walk 11.20km
断酒: 991日
禁煙:1830日
前回の飲酒未遂から:62日*