断酒 686日
禁煙1525日


2001年に商売に失敗して以来、3年間ほどコンビニでアルバイトをしていた事がある。
一番時間給の高い深夜を選び、夜勤専門で勤めていた。

しかし、深夜はほとんど何処のコンビにもバイト一名で営業させるところが多い。
俺の勤めていたファミマも多分に漏れず深夜勤は一名である。

客は少ないが、弁当、パン、菓子類や乾物類の加工食品、飲み物、酒、雑貨、雑誌、新聞・・・ 全ての商品の入荷が深夜にある。
検品、値付け、棚出し、返品、全て一人でやらなければならない。
おまけに便所掃除から床掃除、什器類のメンテナンス・・・

深夜は客が少なそうやから楽できると思ってたら大間違い!
これほど安い賃金の重労働は少ないと思う。

おまけにコンビニ強盗のリスクまで付いてくる。

そんな時間との戦いのように分刻みにこなさなければならない仕事の最中に、トイレ貸してくれやの、道教えてくれやの、言われるたびにむかつく訳である。

買い物もせずに、立ち読みだけしてたむろするやつなんか殺したくなる!
もとい、お帰り願いたくなる。

バイトの身分としては手間のかかる客は来て欲しくない。
本来の『カストマー・サティスファクション』(顧客満足)を重視しなければならない職場やけど、低賃金のバイトの身分では自分がこなさなければならない仕事量が多すぎて、そこまでサービスに力を注げないのが現実!


そんな、職場で働いている時に・・・
必ず、缶ビールを一本だけ買いに来る客がいた。

仕事帰りの楽しみかな?なんて思いながら初めのころは気持ちよく接客していたが、
この客、10分後にまた来る、缶ビール一本だけ買いに!

おそらく、毎日。
それも一本ずつ、一日に5回くらい・・・

ちまちま買いにこんと、いっぺんに買えよ!


でも、気持ち分かるんやなぁ!

 この一本だけで止めておこ。
 この一本で最後にしよう!

俺と一緒や〜
って思いながら、苛々していたのを思い出します。

アルコールを減らしたいとか、休肝日を作りたいとか、飲んで問題を起こしたくないという強い気持ちを持っているのがアルコール依存症者。正常な飲酒者にはそんな気持ちは芽生えません。
ほどよいところで切り上げるという器用な事ができないのが我々アルコール依存症者。
先日の自分に襲ってきた脅迫強迫的な飲酒欲求がそれを裏付けている!

ふと、俺と同じ飲み方をするコンビニの常連客を思い出してしまった。

やっぱり、飲酒のコントロールは出来そうにないなぁ〜


ふわふわの桃の花も盛りが過ぎました。  ハナモモ


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