断酒 657日
禁煙1496日


最近は飲酒に対する渇望は起きない。
何とか無事に断酒は継続中。

と、書き出せばメッチャ優等生みたいやけど・・・

実は、渇望はないけど、飲酒欲求は頻繁に起きる。(汗)

アルコールを断ちはじめた頃と違うのは、飲酒欲求のスイッチが入っても割りと簡単にやり過ごせるという事かな?

ただ、安心できないのはテレビの飲酒のシーンや、美味そうに飲むCMのシーンでフラッシュバックすることだ。思い出すのは飲んでしんどかった思いではなく、美味しく楽しく飲んでいたシーン!

人間の記憶というものは上手く出来ていて、辛い嫌な思い出は忘れる事は無くとも薄らいでいく。きっと、人の脳は生きていくのに支障となるマイナスの感情は薄らいで行くような仕組みになっているのだと思う。逆に、楽しかった思い出は薄らぐこと無く増大していく。

問題なのはアディクション全般に言えることだが、依存する行為には報酬効果があるという事。

早い話が、酒を飲んだら気持良くなる!

この楽しい思い出だけがしっかり記憶に残り、二日酔いでしんどかった思いや、酔ってヘタ打った思い出は薄らいでいくのだ。


最近、院内ミーティングや断酒会例会で聞く体験談で、

 最近は飲酒欲求が全く起きません!

という、フレーズが耳に付く。
しかし、断酒して2年近くになるのに自分には未だに飲酒欲求が頻繁に起こる。
本当に飲酒欲求は無くなるのか?

長年酒が止まっている人が言うのなら納得も出来るが、半年や一年酒が止まっているだけの人から聞くことが多い。


俺は特殊なんやろか?

まだまだ修行が足らんのか?

まさかと思うが、根性が足らんのか?


タバコに関しては、すでに丸四年は禁煙している。
今は全く欲しくはない。

しかし振り返ってみると、丸二年止めてても稀に吸いたいと思ってたなぁ・・・
そう考えると、断酒はまだ二年も達成していない。

やはり、業界で言うところの完全寛解は三年が目処か。

二日酔いのしんどさでも思い出しながら、もうちょっと頑張らなあかんなぁ!




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