断酒 556日
禁煙1395日

アルコール依存症と診断され、酒を断つ決心をし、素面の生き方をはじめて約1年半。今はなんとか飲酒欲求も遠ざかり、酒を飲まないことに大きな苦痛はなくなってきている。

酒の席にもソフトドリンクで苦痛無く参加する事も出来る。
あまり好みではないがカラオケに行ってもアルコール無しで楽しめる。
あれほど大酒のみで、酒無しの生活なんぞ夢にもありえないと思っていた俺が普通に素面で生活出来ているのだ。

朝起きたら酒を飲み、一日中ちびちび飲り、夕方からは腰を据えて飲み、寝床に入ってからも寝酒と称しつぶれるまで飲る。寝床で倒れているだけで、寝ているように見えるが実はブラックアウトしているのだ。

こんな生活を何年続けてきたやろ?
酒を飲むために働き、誰がなんと言おうと飲酒が全てで、飲むことが全てに優先。
全ての動作に飲酒が付きまとう。

俺の人生って、本当に酒に支配されていたように思う。
飲み始めた頃は、楽しく酒と付き合っていた。
酒以外の楽しみもたくさんあった。
しかしいつの頃からか、飲酒以外に楽しみがなくなってきていた。

家庭を守る事よりも飲酒を選び、結果家庭は崩壊。
事業も崩壊。
挙句の果てに体はボロボロになり生ける屍。

おそらく10年間くらいは酒に完全支配され、酒の虜になり、酒のためだけに生きてきた。人生の貴重な時間を無駄に過ごしてしまったのだ。


アルコール依存症、死に至る進行性の不治の病。
全てを失う病とも言われている。

職を失い、財産を失い、家庭を失い、健康を失い・・・

そして時間まで失ってしまう。


これからの人生、失ったもん取り戻すつもりで濃く生きやんと帳尻合わへんやんけ!

たかが、炭化水素の水素原子を水酸基で置き換えただけの薬物にトチ狂ってたかと思うと情けない。

今日も一日素面で締めくくりまっせ〜



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