酒を止めて一年未満に飲んでしまってもスリップと言わない、休肝日あけの飲酒という。
と、先輩に教わった。

俺の場合、飲んでしまってもスリップではなかったらしい。
しかし、やっと再飲酒してしまったときの事を「スリップ」と言える様になった。
ようやく断酒していると胸を張って言えるようになったのだそうだ。

確かに、思いっきりええパンチをもらって倒れることをダウンというが、リングに零れた汗に滑って倒れることはスリップという。継続できなくなってしまうダウンと違って、不本意なダウンを示すのだ。

だからこそ本当に酒が止まりだした今飲んでしまうのは単なる飲酒ではなくスリップなのだ!

分かったような分からないような理屈やけど、要するにこれからは気を抜いてはいけないという事なのだろう。そしてようやく断酒している仲間として認めてもらえた事になるようだ。

長かったなぁ。
もう何年も止めているように感じるが、たった一年しか経っていない。
何度も否認したよなぁ。

 俺はアル中ではないのではないか?
 ドクターの誤診やろ!
 30日酒を止めたらご褒美に飲もう!
 シアナマイドってどれくらい苦しいのか試しておかんとあかん!
 俺だけはコントロールできるかも?
 などなど…

まぁ、色んな事を考えた。
断酒できない理由を探した。
飲むための理由を作った。

道端に転がっている石ころにまで苛々した。
激しい苛々が伴うドライドランクだ!

飲んでもいないのに二日酔いにもなった。
一滴も飲んでいないのに吐く息まで酒臭く感じることもあった。
まさしく飲まない酔っぱらいだ!

夢の中で飲酒してしまったときは激しい動悸で目覚め、やはり二日酔いになった。
酒が抜けていく過程まで体感できた。
一滴も飲んでいないのに…

アルコール依存症
本当に理解しにくい厄介な病気だ!

昨夜久しぶりに夢の中で飲酒した。
しかし、飲んだ実感は伴わなかった。
実際のところ飲む夢を見たような気がするがよく覚えていない。
二日酔いにもなっていない。

何かが確実に変わってきている!

しかし、末梢の神経はまだ病んでいる。
自律神経も少し失調している。

完璧ではないが回復の手応えは感じる!

これが断酒一年の手応えなのか…

性根入れなおして素面で生きてみよう。
己がアル中を忘れることの無いよう仲間の輪から離れず繋がり続けよう。


よっしゃぁ〜
目標、断酒二年じゃぁ〜


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