私が世話になってる依存症専門クリニック(精神科)は色んな種類のアディクションを持った患者さんが通っている。大半はアルコール依存症だ。

世間一般的には、アルコール依存症の治療3本柱として

…民
⊆助グループ(AA、断酒会など)
9骸鮑沺淵轡▲淵泪ぅ鼻▲離奪ビン)

この3つは必須条件といわれている。おそらく全国的に浸透している考え方だと思う。
しかし、私の通うクリニックはの「抗酒剤」は処方しない。

初診のときに聞かれた。

Dr.:「抗酒剤を希望しますか?」

俺:「出来れば!」

この時点では抗酒剤のことなどほとんど知らなかったし、必要か不必要の判断は医者がするものであって患者の希望云々ではないと思っていた。そもそも、「禁酒」ではなく「節酒」で治療してもらえないかと考えていたのだ。

ただ、酒をなんとかせんとあかん!
自分一人の力ではどうにもならん!
専門医ならなんとかなるやろう!

おおかたの患者はアルコールが原因で心身が壊れて行ってることくらいは自覚しているが酒を止める気などそもそも無いはず。アルコール依存症とはそういう病気のはずだ。

しかし「節酒」という甘い考えは打ち砕かれた。
もともと、ネットや書籍でアルコール依存症というものの知識は少しはあったので、「禁酒」しか選択肢がないことも予備知識では持っていた。しかし世の中は広い。もしかすると酒を止めなくても「節酒」という方法で挑めるかも知れないという甘い考えは捨て切れていなかった。

結局、節酒という手段の治療は無く、禁酒しか道がないことを諭されその日に禁酒を決意した。

しかし・・・

ドクターは「禁酒」とは言わない。
禁酒とは自分の意思ではなく、抗酒剤などを使って強制的に酒を禁ずることを言うのだ。患者自身の酒を断ちたいという意思が無い限り酒を止めることはできない。だから「禁酒」ではなく「断酒」だという。自分の意思で止めるのに「抗酒剤」は必要ないともいう!

これがうちのドクターの考えだ。
俺はよく分からんまま、このドクターの講釈が気に入ってしまった。だからこそ、その日に断酒を決意できたのである。もっとも、「否認」との葛藤は永遠に続き、その都度、鬱などの神経症が出てくるのだが・・・

通院2ヶ月目くらいに抗酒剤(シアナマイド)を処方してもらった。どうしても飲みたくなったときのお守り代わりの頓服仕様である。

Dr.:「まぁ、冷蔵庫に入れておくだけやろ!使うことはないと思う。」
   (シアナマイドは要冷蔵)

実際、今までにシアナマイドを服用したのは昨年暮れの忘年会に参加したときに一度だけ!
ドクターの言うとおり、冷蔵庫の肥やしになってしまった。おそらく、もう2度と使うことは無いように思う。

うちのドクターは変わり者!
業界でも異端児(異端オヤジ)だ!
しかもヤブ医者!
しかし、俺の酒を止めた「迷医」でもある!

俺は、こんなヤブ医者が大好きだ。

今日で「断酒」285日。
散髪屋に行ったら、またモヒカンになってしまった。(汗)



今日は迷い無く、酒は止まりそうです。
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