日本アルコール関連問題ソーシャルワーカー協会主催
「アルコール依存症者の雇用支援を考える」
〜障害者の雇用支援する専門職研修〜 資料

「アルコール依存症と生活障害」 / リカバリハウスいちご(佐古恵利子)より抜粋


アルコール依存症以前の背景

依存前の背景に起因するものは、早期就労型非行型被虐待型自信欠如型に類型化された。


「早期就労型」は、家庭環境に影響されて、中学を卒業後すぐに働かざるを得なかった人達であり、教育を断念し否応なく人生を選択せざるを得なかった。思春期の楽しみを喪失している。また早い時期に大人社会に入ることで飲酒機会が早く訪れることが多い。早くも一家の稼ぎ手となってきた人で進学等を諦め仕事についた人たちである。


「非行型」は、経済的な困窮だけではなく、むしろ家族の中での愛情喪失感や疎外感から居場所を失い、非行グループに混じりあった経験を持つ。思春期からの社会経験にひずみを生じ薬物依存(シンナー等)につながりやすい。結果自信の喪失や自己コントロールの弱さを経験する。


「被虐待型」は、ストレスを抱える家庭で愛情を喪失し、肉体的、精神的、性的な虐待、あるいは教育放置等を経験している。心的外傷を背負い、自信の喪失や人間不信、孤独感、自責他罰の傾向が見られる。睡眠剤や精神安定剤の代わりにアルコールを使いだし、依存過程によって不眠や精神的不安定を増強してしまっている。


「自信欠如型」は、家庭や学校・社会から能力的なコンプレックスを植えつけられ自信を喪失させられた経験を持つ。対人的緊張が生じている。個人因、環境因から自己能力や自己評価が低さ、生き難さを抱え自己表現が困難となってきた人達だった。アルコールで現状逃避したり緊張緩和したり、あるいはアルコールを対人関係づくりに使ってきている。



さすがは専門職、大変良く分析しておられる。
アル中本人から見てずばりその通りであると思う。自分自身、自信欠如型以外は全て当てはまる。周りの仲間を見ていてもそれぞれに当てはまるように思う。

更に、最近強く感じていたのが、同じアル中や薬中仲間でも色んなパターンがあるという事だ。パターンによっては同病のお仲間であっても近寄りがたく、行動を共にするだけでストレスを感じ、飲酒欲求に繋がる。

断酒会やAAなどの自助グループにしても、あうところとあわないところがある。これはひとえに上述のように類型化された4つの背景の組み合わせによるものであり、背景が違うことで共感できる領域が異なるのである。

各種のミーティングなど、「集団精神療法」「ミラー療法」などと呼ばれる治療法を受けることが我々依存症者の回復への大いなる手段であるが、集団の作り方を間違えると、もしくは参加する集団を間違えると、逆効果になると感じていた。

学問とは必然から生まれたものであることを強く感じる。現象を言語化し具体化し分析することで答えを導く、答えはひとつでも手法は複数存在する。


アル中からの回復も小学生の算数と同じなんですね。
実に簡単なことなんです。

やる気にさえなれば、自ずと答えは見つかる!

屁理屈を考えているうちに今日も酒が止まりました。
おやすみなさい!


今日も読んで下さってありがとうございます。
ついでにクリックしていただけますと嬉しいです。
   ↓↓
にほんブログ村 酒ブログ 禁酒・断酒へ