最近、気持ちのあり方が不揃いで何かと落ち着きのない日が続いているが、今日はわりと普通に過ごせたように思う。

落ち着いて考えてみると、アルコール依存症による酒害とは酒を止めたからといってすぐに平穏な心身に戻るわけはなく、長年に渡りエチルという薬物を異常に摂取してきたのだから、それなりのガタは心身に現れて当然のことなのだ。当たり前のことながら気付かずに過ごしてきたように思う。

下痢、不眠など、はっきりとした症状は日々回復していっている。手の震えもなく普通に字も書ける。しかし、じわじわ現れてくる不調もある。もうええ加減にして欲しいほど、これでもかというくらい頻繁に現れる吹き出物。些細なことのようやけど堪らん!
きっと体の奥底に毒素が溜まりまくっていたのか、ここぞとばかりに一気に噴出してくるような感じだ。

睡眠剤を服用しないで眠りに就くと必ず悪夢にうなされる。顕著な不眠は感じないがやはりまだ自律神経は失調しているのだろう。薬に頼らないと眠りが浅い。

それと肩関節の痛み。
整形外科での診察によると50肩でもなければ関節の異常でもないらしい。単なる炎症という事だ。原因は分からないが前触れなしによくあることだという。腑に落ちない。

精神科クリニックのワーカーやドクターは長年の飲酒で麻痺していた痛みなどが素面になって出てくるというが、1日やそこらのことなら理解できるが、何日も経って離脱も終わり、エチルという薬物は完全に退薬(ウォッシュアウト)しているにもかかわらず、アルコールによる麻痺で忘れていた痛みが断酒後何ヶ月も経って現れるわけがない。

おそらくは、連続飲酒で飲んでるか寝ているかの爛れた生活を続けていた間に慢性的な運動不足による筋力の低下が原因だと思う。おそらく間違いない。

最近、気分と天気の良い日は早朝に少しだけだがジョギングをしている。意外にも酒タバコを断つとけっこう走れるものだ。で、ふと思いつきで両手首に軽めのウエイトを仕込んで走り出したらいきなり肩の痛みがとれはじめた。

もう、2週間刻みで5回も痛み止めやら炎症止めと称した注射を打たれているのにまったく効果がなかったのにである。これは間違いなく運動不足だ!
整形外科のドクターにウエイト(リストバンド)のことを伝えると、確かにそれは非常に効果的だという。なら、注射などの対処療法に頼らず、最初から運動を指導してくれれば良いと感じてしまうが、まぁこれも学習のうちかと自分なりに納得する。

肉体がこういった感じで回復途上にあるのなら、精神面も同様と考えられる。ゆっくりのんびりストレスをためずに規則的な生活をすることがリハビリなんだと思ってきた。

専門クリニックに繋がって、アルコール依存症の治療を受け初めて今までずっと言われ続けてきたこと。

「焦らず、のんびりマイペースで!」

やっと意味が分かりかけてきたように思う。

血液検査の結果は正常やのに、
食欲もあり、見た目は健康人と変わらないのに、
なぜ、焦らずのんびりマイペースなのか・・・

目には見えないが、病んでしまった精神も回復途上にあるのだ。
長年続いた酒浸りの生活習慣が、いまやっと素面の生活に変わり始めている。
もう、5ヶ月以上も経つのに!

しかし、35年間酒を浴びてきた事を考えると、たったの数ヶ月である。
確かにあわてて焦ってもどうにもなる問題では無さそうだ!


今日も何とか酒は止めれそうだ!



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