断酒53日目

やれば出来るもんやなぁ。
休肝日も作られへんやつやったのに!
たまたま痔の手術と重なったからという理由もあるけど、ほとんど奇跡としか思えん。
おかげで、1586もあった γ-GTPも昨日の検査結果では70にまで下がっている。
男性では文句なしの正常値だ!
おまけに

GOT:22
GPT:22


まぁ、なんて素敵な数値でしょう!
しかしこれって、血がどくどく流れ出ていた刀傷に、かさぶたが出来て血が止まって、傷口に肉が盛り上がっただけで刀傷は残ってる。こんな状態やねんやろなぁ、俺の肝臓。

ところで、
今日はちょっとまじめにいきまっせ!



本日のクリニックでのサタデーミーティングのテーマは


  唯一の解決法。それは断酒
   − Stop drinking −


<以下プリントの引用>

現在の医学では、アルコール依存症になってしまった患者を、「適量を楽しめる」ように戻してくれる治療法はありません。唯一の解決策は、一生酒に手を出さないことです。

どれだけ長い間酒を止めていても、再び飲み始めれば、完全に病気がぶり返すのです。

依存症者とは「ブレーキの壊れた車」に例えられます。止めておけば何の害もありません。しかし、いったん走り出すと、何かに衝突するまでは止まらないのです。同じように、依存症であってもアルコールを完全に断っていれば、普通の人と同じように暮らすことが出来ます。しかし、飲み始めれば、いつかは暴走が始まってしまうのです。「節酒(節制した飲酒)を心がければ大丈夫」と考える人もいるでしょう。しかしそれは、「ブレーキの壊れた車でも、ゆっくり走らせれば事故にはならない」という考えに似ています。

実のところ節酒は、完全な断酒よりも難しいのです。そしてそれは、依存症という進行性の病気の長い長い下り坂をゆっくりと(時には早く)下っていく過程にすぎません。

<以上配布資料より>




なんか、酒好きにとっては死刑の宣告に等しいね。
頭では分かってるんです。
多くの依存症の仲間や先輩、医療関係者、すべての人が同じことを言ってくれます。


俺かて、ほんまは頭ん中では理解してまっせ。
そやけど、なんかすっきりせんもんがある。

最近は滅多に見ることないけど、冬場の暖房器具の「火鉢」や「石油ストーブ」。
これらの上には必ず水の入った「やかん」が乗せられていた。子供の頃、このやかんをひっくり返して湯をかぶった経験のある人は少なくないと思う。小さな火傷ですんだ人はラッキーだったのだ。一度でも煮え湯をかぶった経験があれば、おそらく2度繰り返すやつは限りなく少ないと思う。

これは、「煮え湯をかぶると火傷をして苦しい」ということを学習していても、実際に経験してみて初めて、「2度とやりたくない」という教養として身につくのである。


「依存症」と「断酒」の関係も同じと違うかなぁ?
スリップした後、苦しんで、この学習の繰り返しが身に付くんと違うやろか?
2度3度繰り返すかも知れんけど・・・

それともこんな風に考えること事態が依存症独特の飲酒への理由付けなんやろか?
別に今飲りたいと思っている訳ではないが、俺の頭の中は屁理屈が駆け巡っている。

まぁ小難しいことを考えても仕方が無いので今晩も断酒!


今日も読んで下さってありがとうございます。
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