アル中 −アルコール依存症との戦い−


アルコール依存症(社会生活から抹殺)  →  死に至る
この図式から正常に戻りたい。 別に死ぬことへの恐怖は無いが命ある以上まっとうに生きたい。その思いを日記に記す。

  
全断連 第49回全国(兵庫)大会
神戸ポートアイランド ワールド記念ホールにて


こんばんは〜

アル中のsyousukeです。

ご無沙汰しておりましたが、おかげさまで断酒継続中です。


今日は、おとなり神戸のポートアイランドで、全断連の第49回全国大会でした。
正直なところ断酒会行事はあまり好きではありませんが、なぜかしら参加してしまいます。^^;

そのため仲間達からは、

「嫌い嫌いといいながら、ほんまは断酒会命と違うんかい!」

と言われていますが、ほんまに断酒会は嫌いなんんで誤解の無いように・・・^^;


ダサいし、老齢化は進むばっかりやし、名誉欲の塊ばかりやし、
ま、自分自身を含めて精神障害者の集いやねんからしょうがないけど、
やっぱり、頭のおかしな人間の集いです。

それでも我々アル中が生きていくには必要な世界なんやね。
こういう場があるからこそ、素面で過ごし続けるためのモチベーションが保てる。
いくらダサくて、加齢臭が漂っていても・・・

学校行って勉強するのは嫌やったけど、ツレに会える学校って楽しかった。

あれと一緒やね。

今日は、全国から仲間とその家族、それと医療と行政の関係者が約3600人が神戸に集った。

大阪府断のエリアには、あちらを見てもこちらを見ても、知った顔が微笑んでいる。
死ぬほど好きな酒を手放して、素面で生きることを誓いあった連中が、元気な顔を見せ合うためのお祭りや!

今日も無事に素面で過ごせたことに感謝してまっせ〜

来年は全断連発足50周年記念、そして全国大会は沖縄。

断酒会行事は嫌いやけど、11月の沖縄なら行ってもええかもね。(笑)


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アル中の庄助です。

ずいぶん久しぶりのブログ更新ですが、おかげさまで酒は止まっております。


これほど更新もせず手抜き極まりないブログにも関わらず、毎日たくさんの方にご訪問いただいて本当にありがたく思っております。

従来からずっとお付き合いいただいてるブロ友の方たちだけでなく、新規に検索してご訪問してくださる方の多いことにも驚いております。

それほどアルコールに問題を感じておられる方が多いのですね。
改めてアルコール問題の根の深さに考えさせられているところです。



じつは考えあって、ブログを継続していくことに少々疑問を感じておりました。
閉鎖も考えましたが、毎日多くの方がアクセスして下さることを考えると今しばらく閉鎖は見送ることにさせていただきます。もちろん、自分のために継続するというのが一番の理由であります。

ただ、誠に勝手ではございますが、頂いたコメントに対するレスをお返しすることは今後は控えさせていただこうと考えていることをご容赦ください。

業務連絡のような記事を、最後までお読みいただきありがとうございました。<(_ _)>

syousuke
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こんにちは。
アル中のsyousukeです。

この時期、何処へ行くにもクーラーボックスにキンキンに冷やしたビールを入れて持ち歩かないと不安でたまらなかった人間が、おかげさまでビールを欲することもなくなってきました。

自分のなかで、ビールもコーラも同列の価値観になってきたのです。
あれほどアルコール飲料が最優先やったのに、不思議です。


そして以前を振り返ってみると、祭りで傷害事件を起こさなくなりました。

『祭りに酒と喧嘩は常套』

これが信念やったのはやはりアルコールで頭が狂っていたからだと、今でははっきり自覚できます。

そういえば、酒を断つと決めた2007年、素面で初めて迎えた天神祭りのあと、確か秋ぐらいまで地車囃子の鐘と太鼓の音が聞こえていた。酒を断っても幻聴は続くんやなぁって思っていたのが懐かしい!


しかし、いつ飲酒欲求が起きてもおかしくないのがこのアルコール依存症という厄介な病気であることも今は痛烈に自覚している。ただ、慢心するとその自覚がいとも簡単に消えてなくなることも…

2杯目からは病気の成せる技としても、最初の一杯は自分の意思、

初心に戻って、『一日断酒』



ビール、冷酒、ハイボール、ロック…

誘惑は多いけど、暑さに負けず素面で乗り切りましょう。


2012年、盛夏

暑中お見舞い申し上げます。


アル中、syousuke


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皆さん、こんばんは。

また一昨日、仲間が逝きました。

こんどは私とひとつ年上の同年代…


春の連休前に電話でやり取りして、ひとつお願いを聞いてあげて貸しひとつでした。

お返しは要らないから元気な顔を例会で見せてくれって約束してたのに…

貸しを返さんと勝手に逝きやがって!

踏み倒したままでは天国には行けんど〜

と、言いたいけど堪忍したるわ。

安らかに眠ってくれ、イノピー…



追伸:
今日はちょっと疲れてしまって、レスも返さずに溜まったままですがご勘弁を!
それと勝手ながら、この記事へのコメントは無しでお願いします。m(_)m

アル中、syousuke


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アル中のsyousukeです。

おかげさまで断酒継続中です。

ところで、
酒を止める方法に絶対はありません。
言葉の使い方にも、解釈が色々あるので絶対はありません。
しかし、敢えて言いたい!


禁酒、卒酒

↑ これ、だいっ嫌いな言葉です!

我々アル中業界では酒を止めることを『断酒』というのが一般的です。
確かに『断酒』という言葉は、我々アル中が身を置くこの業界で作られた専門用語であって、一般の世間でとおる言葉ではありません。

タバコの場合、断煙とは言わず禁煙と呼ぶのが普通です。
そういった常識からすると酒を止めることも禁酒で正しいのかもしれないが、酒を止めるためにそれなりの知識を身に付けている『業界人』からすると、あくまでも『禁酒』は、素人さんの使う言葉です。

もちろん業界に居るからといって偉いわけではありません。
業界人が絶対に正しいというわけでもありません。
しかし、アルコールに対する知識の少ない人が酒を断つことは難しい。
そういう意味で、『禁酒』という素人用語を使う人に、禁酒できている人は少ない。
だから、『禁酒』という言葉の甘さが大嫌いなのです。


表題の『禁酒セラピー』、タイトルだけで受け付けれませんでした。
ましてやこの本のサブタイトルは

 読むだけで絶対やめられる

そんな簡単に止められるくらいなら誰も苦労はせん!
はっきり言って虫唾が走るくらい嫌な生理的に受け付けれない本です。


しかし、読みもしないで批判するのも大人気ないと思い、読んでみました。

結論からいいます。
依存が形成されていなくて健康のためや経済的な理由で酒を止めたい人や、習慣飲酒や精神依存のある人くらいまでなら酒を止めれるかも知れないが、身体依存まで形成されている人にとっては読むだけ無駄どころか、絶対に読んではいけない本です!

はっきり言います。この本の著者、『ALLEN CARR/アレン・カー』は素人です。
仮に百歩譲って控えめに考えても、依存の入り口付近に位置する依存症グレーゾーンの人で、本当の離脱症状の苦しさも何も知らないあまちゃんが薬物依存を知ったかぶりして書いてるのです。『禁煙セラピー』の二番煎じで柳の下のどじょうを狙ったのでしょう。


第一章に

 アルコール依存症寸前の人も、すでに依存してしまってる人も、「お酒は簡単にコントロールできる」

こう書いてあります。
アルコール依存症者とアルコール健常者を一緒にしたらあかんわなぁ…
もうこの時点でゴミ箱に捨てたかったけど、我慢して読みました。

確かに良い事も書いてはあります。
しかし著者自体が素人なので、内容に矛盾が多すぎる!
たぶん著者本人にとっては矛盾していること自体を理解することが出来ないのでしょう。決定的なのはこれ!

 お酒をやめても肉体的な禁断症状はでないということ。私たちは「お酒を止めると禁断症状に苦しむ」と社会に洗脳されているのです。ありもしない禁断症状のことを騒ぎ立てるのは、お酒が止められない人の言い訳にすぎないのです。

幻視や幻聴などの幻覚は精神的な離脱症状で、苦しみはあっても肉体の痛みはない。

しかし、心臓が口から飛び出すのではないかと思うほどの動悸、
体中に虫が這ってるような痒み、
体中の筋肉が痙攣を起こす痛み、

これらは幻覚ではない!
堪えがたき肉体の苦痛が伴う離脱症状です。

批判したいバカ丸出しの記述はまだまだあるが、あほらしいのでこれ以上は割愛するが、最後にもう一度言う。


『禁酒セラピー』

アル中が本気で酒を止め続けたいのであれば、絶対に読んではいけない悪書です。


↑これは悪書、絶対に読むな!




<2012/12/16 問合せがあったので追加しておきます。>

『アルコール依存症を知る! 回復のためのテキスト』

専門医 森岡 洋先生の著書です。専門家の著書はわざわざ難しく書いて分かり難いのが多いが、これはとても分かりやすくとても読みやすい書籍です。


↑これはほんまにお勧めです。^^


どうやって、飲まないでいるか
『どうやって、飲まないでいるか』

この本はAAプログラムには触れず、飲まない生き方を続けるための実践的な提案だけが書かれているので、AA苦手、と言う人(そんなん俺だけかも?)でも抵抗少なく読める良い書籍ですが、書店では手に入りません。お近くのAAセントラルオフィスまでお問合せください。735円だと思います。^^;
↑こちらもお勧めです。^^


<2013年11月30日 追記>
書店では入手できないと思っていましたが、アマゾンで入手できるようです。
(値上がりしたのかな?)





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飲む前に電話して来い!


彼は、何度言ってもろれつが回らないほど酩酊して電話してきてた。

一年ほど前、やはり連続飲酒に入っていた彼は例外なくろれつの回らない口調で電話してきた。もう、ええ加減頭に来ていた俺は、



ええかげん、飲んで電話してくなや

素面のときやったらなんぼでも話し聞いたるよって

こんど飲んでかけて来たら着信拒否するからな!



この日を境に連絡がなくなった。
着信拒否せずに待ってたのに…



<火災>長屋が全焼し1人が死亡 大阪・寝屋川市
毎日新聞 3月18日(日)1時25分配信
 17日午後11時5分ごろ、大阪府寝屋川市萱島信和町の4軒棟続きの長屋から出火、木造平屋建て157平方メートルを全焼した。火は約1時間25分後に消えたが、焼け跡から成人とみられる焼死体が見つかった。北から2軒目に住む30〜40歳代の一人暮らしの男性と連絡が取れなくなっており、府警寝屋川署が身元を調べている。
 同署や消防によると、この長屋には4世帯7人が居住。連絡がとれなくなっている男性方から出火しているとの110番通報があったという。
 現場は京阪本線萱島駅北東約500メートルの住宅密集地。【石戸諭、熊谷豪】
ヤフー社会ニュースより全文掲載


2010年07月02日 離れると
2010年10月26日 ザ・スリッパー


焼死、熱かったやろなぁ…
今となっては何も分からんままやけど…

馬鹿たれがぁ、
飲む前にかけて来いってあれほど言うといたやろ!

飲んでたかどうかも分からんけど…

もう飲まんでええから、楽になったやろ。

弘介、お前の分まで俺は素面で生きたる!

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Googleもしくは Yahoo!の検索エンジンで、『アル中』をキーワードにweb検索すると300万件から700万件ヒットします。

医療関係のサイト、アル中個人のサイト、その他色々ですが、それほどアルコールに関しては飲み方に問題を感じている人が多いのです。

そして私のようなアル中個人のブログなどのサイトも星の数ほど存在する中、いくつかのサイトに縁あってたどり着き読ませていただくことがあります。


約3年前に彼女のブログと出会いました。
彼女はアルコール依存症と診断されながらもなかなか酒を止めれずにいました。
彼女のブログを読んでいると、断酒に対する意識がとても甘く、当然のようにスリップを繰り返し、そして同じく酒を止めれないアル中が集まって慰め合う。

私はまともにお相手する気にもなれず、バカなやつと見下し、
飲み方が足らんねや!
死ぬまで甘ちゃん同士で傷の舐めあいやっとけ、ボケ!

そう思いながら、コメントも残さず読み逃げしていました。


ある日、彼女からメッセージが届いたのです。
文面からは、いかにも酒の抜けきっていない状態で書き込んだものと思われるものでした。しかし、なんとか酒を止めたいと言う悲痛な叫びにも似た内容でした。

彼女は、ただ酒害に対して無知なだけだったのです。
アルコール依存症から回復したいがどう取り組んでよいかも分からず苦しんでいたのです。酒を止める気の無いアル中たちと付き合わずに、こちら側の仲間になって欲しいと私は心から思いました。そしてメッセージのやり取りでその旨を伝えました。

酒を止め続けることは簡単ではありません。
彼女も何度も失敗しましたが、その都度正直に飲んだことを告白し、そしてやり直しを試みたのです。そして自分から専門病院への入院を決心し、ワンクールを無事に務め上げ、その後も順調に来ていました…

2009年11月12日、初めてブログへコメントしてくれた日
2011年08月11日、最後のコメントになりました。

コメントが途絶えたのは断酒後約一年、多くの人が失敗する時期です。
飲んでなければ良いけど…

最後にもらったコメントからずいぶん音沙汰が無いので気になっていたところです。
彼女、どうしてるかなぁ…

そんな折、奇しくも訃報が届いたのです。

詳細は分かりません。
とても不幸な生い立ちで、きっと酒が無ければ生きて来れなかったでしょう。
しかし、彼女を生かせてくれた酒も、結局は命を蝕み続けたのです。

優しい子でした。
とても繊細で頭のいい子でした。
一生懸命生きようとしていました。

我々まわりの人間は、なんでこんなに無力なんでしょう…
たくさんの仲間が去って逝きます。
しかし今回は特に辛い。

彼女からもらったコメントを何度も読み返してみました。
今にも、何気なく現れて小気味のいい大阪弁でコメントしてくれそうです。

「朝のシアナ いくとするかぁ… 」 なんて言いながら…


安らかにおやすみ

心の底から、ご冥福を祈っております。

アル中の庄助
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こんばんは。

アルコール依存症の小原庄助です。

おかげさまで断酒継続中です



今日は2週に一度の通院日でした。
クリニックには院内例会やアルコール講座など色んなプログラムがあって、出席したいプログラムはたくさんあるのですが自分の都合で出れるのは土曜日だけなので、肩身が狭いと感じながら、『初心者ミーティング』というプログラムに出席してきました。本来は卒業しないといけないプログラムなんですが無理を言って出席させて頂いてます。


社会的回復過程


移行期
断酒の必要性に気付き、治療や自助グループに繋がって断酒の努力を始める時期です。基礎知識を得て、自身の問題と飲酒の関連に気付く時期です。

安静期
断酒して6ヶ月〜1年半の時期で、心身の痛手から立ち直り、素面で問題を解決し、断酒への動機を高め、希望を持つ時期です。

初期回復期
断酒して1〜2年の時期で、生い立ちや性格を問い直し、飲酒で得ていた強さ、飲酒によって隠そうとした弱さ、飲酒によって逃げようとした問題などを明らかにし、自助グループの中で自己変革に取り組む時期です。

中期回復期
断酒して1〜3年の時期です。これまでの人間関係(家族関係を含む)や生き方、価値観を問い直し、自己変革による修復に取り組む時期で、モデルになる仲間が必要です。
この時期になると『断酒は出来ている、自助グループにも行っている、十分ではないか』と言って人間的成長を諦める人が多いとゴースキーは書いています。

後期回復期
断酒2〜3年の時期で、うつ病、不安、自己破壊的思考がある場合は子供時代(AC問題)の問い直しに取り組む必要があります。過去を越えて成長する時期です。


維持期
断酒3年以上の時期で、断酒生活を楽しみ霊的回復を進める時期です。自助グループの中での「今日一日」の実践が必要です。

参照:ゴースキー(Gorski's)の社会的回復過程
ミーティング用テキストより引用


この後期回復期(断酒2〜3年)は、以前別のクリニックにお世話になっていたころ迎えました。抑うつ状態に苦しみ、自己破壊的思考に満ちていたころです。

酒なんて止め続けても何のメリットもない。
こんなに生き辛いなら、酒に溺れていたほうがまし。

そんなドロドロした負の感情が蠢いていたのです。

もちろん飲んだらどうなるか分かっていた。
飲んで解決しないことも分かっていた。
しかし、飲まずにいても解決せず、生き辛い!

飲まずに素面で苦しみ続けるか、飲んでドロドロになって死ぬかを葛藤していた。
主治医に救いも求めたが、性格のせい、歳のせい、守る家庭がないからなどと指摘されるのみで解決策を見つけられず悶々としていたのです。
正直、診察を受けること自体が苦痛でした。


自分の気持ちは、

このままでは飲むなぁ…
しかし、せっかく飲まんと頑張ってきたのに…
もう、どうでもええか…


こんなとき先行く仲間から転院を勧められたのです。
悩んだ末に現在お世話になっているクリニックに変わりました。
こちらではアルコール依存症という病気の根っこに潜む心の問題を共に考えてくれます。今までの長い期間、求め続けていたものでした。

物理的に何かをしてくれるわけでもありません。
基本的に薬物療法は行いません。
当然点滴など意味の無い医療行為も行いません。
問診に大量の時間をかけてくれるわけでもありません。

しかし、実に内容の濃い、的を射た、希望を持てるアドバイスを、分け隔たりのない目線でしていただけたのです。
たったこれだけのことなのに、負の螺旋階段を落ちるように下っていたのが正方向に螺旋階段を駆け上るようになりました。ただ、方向付けが変わっただけのことですが、これが自分にとってどれほど重要なことか…

進行性の死に至る病気であるアルコール依存症
回復途上の我々アル中にとって、自分に合った良い仲間、良い医療に出会うことは回復するための必須条件のように思っています。


おかげさまで、5月9日で断酒5年を迎えることが出来ました。
先のことは分かりません。しかし今日一日は穏やかに過ごせればと…

95年8月涸沢にて野営


どこに行くにも
アルコールを手放さなかったけど

今は思い出になりつつあります。

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2012/4/18 造幣局通り抜け
2012年4月18日 造幣局にて EOS kissDigital X
もう旬は過ぎましたけど毎年恒例の造幣局通り抜け。いつもながら凄すぎる人混みに通り抜けるのには根気と体力を要します。(汗)


皆さん、こんにちは。

アルコール依存症の小原庄助です。

おかげさまで酒は止まっております。




このブログを綴りはじめた頃にも書きましたが、私は10台半ばに家を出ました。
そんな関係で親兄弟との縁はとても薄く、一人で生きてきたように錯覚してしまいます。しかし、木の股から生まれたわけではなく、当たり前の話ですが親もおれば兄妹もおります。

父親はギャン中(ギャンブル依存症)でした。
そして母親は典型的なイネイブラー共依存)です。
今も、母親は私の妹とカプセル親子しながら、母も妹も共に親離れ子離れ出来ていない状態です。そんな状態に耐えられなくて、私は離れたまま、つかず離れずの関係を維持しています。

子供の頃、博打狂いの親父を何度も殺したいと思いましたが実行できず、母親に何度も分かれて欲しいと懇願しても聞き入れてもらえず、致し方なく親を見捨てて家を出たのです。結局、親父は自殺して、同居はしていないけど息子(私)はアル中になって、おふくろは苦労しっぱなしです。

6年前におふくろは心臓弁膜症の弁置換術を受けました。10時間くらいの大きな手術でした。その間、私は病院の待合室と隣のコンビニを行ったり来たり、何本ワンカップを飲ったことか…

片時も飲まずにおれない連続飲酒真っ最中のアル中街道驀進中だったのです。
酒のにおいをプンプンさせながら、よくぞ術後の集中治療室に入れさせてもらえたものだと、今考えると医者や看護師さんたちもさぞ判断に困った事だろうと…

おふくろの退院後もしばらくはなんとか介護できてたと思うけど、飲みながらやったし、危険この上なかったと思う。その上、介護保険制度のことなんかもまったく知らないし、いつも酔っ払ってるから調べることもできないし、当然のこと要介護認定の手続きもしなかった。ほんまに親不孝な子せがれですわ〜

今はなんとか酒も抜けているので、介護保険も活用することができています。
そして在宅介護でヘルパーさんを派遣してもらったりしていました。

しかし、もうおふくろも弱ってしまって入退院の繰り返し、通いつけの病院は救急指定で長期の入院はさせてくれない。自分の就職が決まったばかりのこの時期にまた入院する羽目にでもなったら困るなぁなどと考えていたら案の定、今月半ばに入院騒ぎです。ほんまに泣きたいくらい困った!

こういった問題に直面するとすぐに逃げ出したくなるんですね。
なんか何もかもが嫌になってしまって、せっかく決まった仕事も投げ出してしまいたくなる。投げ出したらどうなるかは分かっているだけに、更にどうでもよくなってしまう。得意の自暴自棄です。もう飲んで楽になりたかった。すべてを投げ出して酔っ払えば楽になる。

しかし断酒継続してきて良かった!
少しは逃げずに素面で解決しようとする意識が芽生えてきたようです。
そして何より、フルタイムの仕事を選ばずにパートタイムにしたことが良かった。
時間があったからこそ少しずつ、ひとつずつ、問題に当たる気持ちになれた。

前向きに問題にぶつかれば、なんとかなるもんですね。
今まで知らなかった介護保険の使い方をまたひとつ知ることができました。

介護老人保健施設
老健と呼ばれている入所型の介護施設です。
それも入院していた病院の系列にその施設があり、その上ラッキーなことに空きベッドがタイミング良く出たのです。おかげで病院の退院手続きや、施設の入所手続きに追われましたけど、なんとかこなせました。

もし、今回フルタイムの職に就いていたらと考えるとぞっとします。
(本音を言えば今回のケースを予想もしてはいましたが…)


我々アル中はやはり焦ってはいけません。
目いっぱいも駄目!
ゆとりを持って生きなくては…

なんせ自暴自棄になるのが得意のAC気質なんやから…

造幣局桜通り抜け周辺
2012/4/18 造幣局付近大川沿い
露店でこの値段!
高い酒やなぁ〜
こんな酒を何も考えずに平気であおってた昔はほんまにあほやった!

そう思いながらも酒に逃げたくなってしまうアル中ってほんまに情けない病気です。


焦らずに、ボチボチと、一日断酒!
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こんばんは〜

アルコール依存症のsyousukeです。

おかげさまで、断酒継続中です。


約半年間のハローワーク通いの結果、やっとパートタイム職に就くことができ、今月初から非常勤で就業しました。乗用車の運転が主な事務補助職です。

IT関連の自営業だけではまともな収入にならず。
できれば、IT関連のところに就業できれば日々進歩する技術も独学しないでも学べると考えていたのですが、自分の考えがとても甘かったことを思い知らされました。

確かな実績も無い、おまけに定年近い年齢の人間を雇い入れてくれるほど世間は甘くなかったです。

現実をようやく飲み込めて年齢にふさわしい仕事、たとえばマンション管理員などを数十件応募しましたが面接にも繋がらず書類選考落ち、お祈りメールと共に返却された履歴書と職務経歴書の山ができるだけでした。

時間給800円のパート職でそんな状況です。
いままでの自分の常識では計り知れないけど、これが現実でした。

でもおかげさまで、時間と共に自分の置かれている立場も理解でき、少しずつですがそんな状況を受け入れることができました。

本来なら自分の得意分野(ITやアパレル関連)でまだまだ活躍したかった。
でも当初予想もしなかった車の運転と事務補助の職に就いたわけですが、これが結果的に良かったようです。

得意の分野なら、特にアパレル業なんかだと、おそらくは年下の上司の言うことをまともには聞けない。間違っていないことなら受け入れることができても、おそらくは自分の方が経験が上、口出しせずには入られない。そんな関係で勤め人が成り立つわけが無い。

ところが就いた仕事は全くの未経験ゾーン!
自分自身に自信が無いだけに素直に人の言葉が聴ける。
謙虚になれるのです。


我々アル中は、俺が俺がと自己中に生きてきた人が多いと思います。
私も典型的な、『俺が人生』
酒を止め続けて謙虚さを身に付けるのが課題でしたが、謙虚の意味すら分からないまま生きてきました。


以前、先行く仲間に、こう教えてもらったことがあります。

謙虚とは己を知ること


やっとその意味が少しだけ分かってきたように思います。
何も出来ない自分を知れば知るほど、謙虚にならざるを得ない!

得意な業界に就けなかった事に感謝です。


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